瑠璃色の夜空 (ページ11)

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一応、調理場は自由に使ってもらっていい話になってるんだけど、何かトラブルが起きないか心配で
その場に留まった。

JH「ソクジン、魚捌くの上達したな！」

JN「釣れたら毎回捌いてるからね。」

JH「おぉ〜、今回の真鯛の刺し身は期待できるな。」

JN「このキム・ソクジンに任せとけ。」

楽しそうな会話にほっこりしながら
昆布出汁の準備をした。

JH「ヤンさんどこ行った？」

ジョンヒョプさんがキョロキョロと周りを見渡した。

JN「疲れたから部屋で寝てるって。」

JH「あー…ここまで運転してくれたし
、すぐ釣りに行ったから疲れたのかな。」

JN「そうだね。歳も歳だし。」

JH「ヤンさんいくつになった？40歳くらい？」

JN「この前の誕生日で40歳だったよね。」

黙って存在を消すようにしてるけど、
同じ空間にいるから
身内同士の会話を盗み聞きしてるような気分になって少し気まずい。

JH「Aさんはいくつなんですか？」

『へ…？』

不意に声をかけられて変な声が出た。

JH「ははっ！」

『ぶふっ！』

ジョンヒョプさんが笑ってくれたから、私も笑った。

『今年30歳になります。』

JH「え！そうなんですか？！僕は1歳下なんでヌナですね♪」

『あーそうなんですね。』

JH「てことはソクジンと同じ年ってこと？」

私に質問されても…彼が何歳なのか知らないし…
ソクジンさんも何も言わないから、調理場は静かになった。

JH「あれ？誰も反応してくれない…
Aさん、ソクジンのことあまり知らないですか？」

『あー…お名前は聞いたことあるんですけど、年齢までは…』

JH「わぁーそうですか！聞いたかソクジン！俺らもまだまだ頑張らないとな！」

茶化すように言ったジョンヒョプさんをソクジンさんが睨む。

JN「お前はメンバーじゃないからな？俺らもって言うな。」

JH「マネージャーも立派なチームでしょう！そんな悲しいこと言わないでよ。」

二人のやり取りに笑ってしまった。