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「おはよー…」
眠そうに目を擦りながらリビングに入ると、雅紀さんはすでに朝食を食べていた。
「おっはよー♪Aちゃん、急がないと遅刻だよ？」
「え？学校って電車で通うんですよね？！」
「そうだけど、俺、朝練あるからあと15分で家でなきゃ間に合わないよ。」
「えー？！聞いてないよ！まだ顔も洗ってないのにー！」
私は慌てて洗面所に走った。
急いで顔を洗って、軽くメークして…
今日の朝食は諦めるしかない。
どうにか15分で準備ができた。
「お待たせしました。」
「お♪セーラー服じゃん♪」
「…新しい制服、間に合わなかったんで。」
引っ越しが決まって、編入試験受けてってしてたら、制服のことすっかり忘れてて、注文が遅れてしまって間に合わなかった。
さすがにブレザーの高校にセーラー服が１人だと目立つよね。
でも、仕方ない。私には誇らしい都内の進学校の制服だもん。
駅に向かう途中、雅紀さんが鞄から何かを出して、私に手渡した。
「チョコ？」
「俺が登校する時間教えるの忘れてたから朝ごはん食べらんなかったから。ごめんね。」
あ、気にしてたんだ。
「私も何時に出るか聞かなかったのも悪いんです。」
「んーん、俺が悪い。」
「いえ。私が…」
「だから、俺が…」
堂々巡りが始まってしまった。
「あれ？相葉さんじゃないですか。…どなた？」
下らない堂々巡りを繰り返していると、駅のホームの椅子に座ってゲームを片手に話しかけてくる男子生徒がいた。
「あ、ニノ。はよー。この子は俺の妹のA♪」
突然の呼び捨てに思わずドキッとする。
「え？相葉さん、妹居ましたっけ？」
「最近できたんだー♪」
「え？なにそれ。新しいプレイ？」
ニノと呼ばれる人はニヤニヤしながら、私を見た。
「違うよ！親父が再婚したの！」
「なにその少女漫画的展開。おいしすぎでしょ。」
更にニヤニヤしながら私たちを見る。
「美味しい？まぁ、雅美さんの料理は美味しいけど…。」
あぁ、雅紀さんってド天然なんだ…。
私は心のなかで妙に納得した。
「Aちゃん、ナチュラルボーイが兄になるって大変だと思うけど、頑張ってね。」
ニノさんは、はぁ。とため息をつきながら私の肩に手を置いてポンポンと叩いた。
「あ、こら。ニノ！俺の妹に手ぇ出したらダメだからな！」
雅紀さんが、トンチンカンなことを言うと同時に電車が来た。
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みーにゃ(プロフ) - サラさん» ありがとうございます(*^^*)一気に読んでくださったとか嬉しすぎてニヤケがとまりません(о´∀`о)兄妹設定、私も妄想しながら作ってて楽しかったです♪潤くんみたいな男友達いたら幸せすぎますよねー♪頑張りますので、他の作品も読んでいただけたら嬉しいです(^^) (2015年6月1日 15時) (
レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 初めまして。面白くて一気に読みました。兄妹設定、ヤバイですね(〃▽〃)お風呂鉢合わせしちゃったり、夢にでてくるとか、男子な雅紀くん最高です！すごく、胸がときめきました(*´∀｀)潤くんのキャラもいいですね。 (2015年6月1日 15時) (レス) id: 4b077ba35c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーにゃ
| 作成日時：2015年5月5日 23時
