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何となく、あの家に帰るのが嫌で、学校の近くのファストフード店で時間を潰す。
「あ、やっぱりAちゃんじゃん。」
私が座る席の隣に座ったのはニノさんだった。
「あ、こんにちは。」
「もうこんばんはの時間だよ？」
私が時計を見ると７時を回っていた。
もう２時間もここに居たんだ…。
「あは。」
精一杯の笑顔でニノさんに笑いかけると、真面目な顔で「どした？」って言うから、頑張って作った笑顔がみるみる崩れて涙が溢れてくる。
「おいおい、俺が泣かしたみたいにみられちゃうじゃないの。」
って冗談ぽく言いながら、薄い黄色のハンカチを私に渡してくれた。
「ま、まーくんがまりえさんとキスしてて…」
「うん。」
「わ、わたし…その…」
「うん。」
言葉にしたいのに言葉に出来ない私の話を、優しく微笑みながら聞いてくれるニノさん。
「わたし…ショックだったんです。」
「そっかぁ。…で、Aちゃんはどうしたいの？」
「どうしたい…？」
「そ。もしかしたら、二人は付き合うかもしれない訳でしょ？それで諦める？」
「諦めるもなにも…私達は兄妹だから…」
「あなたね…つい最近兄と妹になったわけでしょ？そんなの最初っから真の兄と妹って関係が作れるって思ってないから！」
「え？でも…」
「でもって…。もしわたしが相葉さんの立場なら、Aちゃんのこと妹として見れないよ。」
「…そうなんですか？」
「そうなんです。Aちゃんは相葉さんのこと、お兄ちゃんとして見てる？」
「……見れない。」
「まりえちゃんとの事、ショックだったのなら、答えはもう出てるんじゃない？
さぁ、もう遅いから、わたしが家まで送って差し上げましょう。鈍感なお姫様。」
ニノさんはそう言ってニッコリ笑った。
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みーにゃ(プロフ) - サラさん» ありがとうございます(*^^*)一気に読んでくださったとか嬉しすぎてニヤケがとまりません(о´∀`о)兄妹設定、私も妄想しながら作ってて楽しかったです♪潤くんみたいな男友達いたら幸せすぎますよねー♪頑張りますので、他の作品も読んでいただけたら嬉しいです(^^) (2015年6月1日 15時) (
レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 初めまして。面白くて一気に読みました。兄妹設定、ヤバイですね(〃▽〃)お風呂鉢合わせしちゃったり、夢にでてくるとか、男子な雅紀くん最高です！すごく、胸がときめきました(*´∀｀)潤くんのキャラもいいですね。 (2015年6月1日 15時) (レス) id: 4b077ba35c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーにゃ
| 作成日時：2015年5月5日 23時
