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私が潤くんの胸で泣いている姿を見かけた生徒がいて、あっと言う間に潤くんと私が付き合っていると言う噂は広がった。
「まさか、Aちゃんと松本がねー」
お昼休みになり、麗奈ちゃんはわざとからかうように私と潤くんの元にやって来た。
「だから、潤くんは私を慰めてくれてただけだってば。ね、潤くん？」
「……。」
「潤くんも否定してよー。」
「俺は噂されてもいいけど？」
「え？」
潤くんはそう言い残して、売店に行ってしまった。
「…ねぇ、Aちゃんて相当鈍感だよね？」
「そ、そうかな？あれってやっぱり…でも、直接言われたわけじゃないし…勘違いだったら恥ずかしいよ。」
「…松本も大変だな…。まぁ、見てる分には楽しいからいいけどー。」
麗奈ちゃんは笑いながらお弁当 を頬張った。
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放課後の実行委員の集まりが憂鬱になっていたら、今日は休みだと聞いてホッとした。
まりえさんと顔を会わせるのが気まずし、本音を言うと少し怖かった。
私は垂れ幕の裁縫作業が他の人より遅れているから、休みのうちに家で頑張ろうと思い、必要な物を取りに作業教室に向かった。
教室のドアを開けようとした時、中から人の声が聞こえたのでそっと覗く。
そこには、まりえさんとまーくんの姿があった。
「……雅紀が好きなの…！」
「…………。」
まりえさんの声は微かに聞こえたけど、肝心のまーくんの声が聞き取れない。
気になって二人を見つめていると、まりえさんの顔がまーくんの顔に近づいてキスをした。
ガタッ！
ショックと驚きのあまり、よろめいてしまった。
二人が驚いて私のいるドアの方を振り向く。
「え？！A？！」
「ご、ごめん！見るつもりは…」
私は何て言っていいかわからず、廊下を走った。
「待って！」
追いかけてきたまーくんが、私の腕を掴む。
「……ﾊｧ…ﾊｧ…」
「今のは…その…」
「…私に言い訳なんてしなくていいよ。まりえさん、待ってるんじゃない？」
まーくんの言葉を聞きたくなくて、遮った。
「だから、さっきのは…」
「じゅ、潤くんが待ってるから！もう行くね！」
潤くんと待ち合わせなんてしてないのに、嘘をついた。
「…やっぱり噂は本当なの？」
眉尻を下げ、切ない表情で私を見つめる。
「……。」
私は何も答えないまま、まーくんの手をほどいて靴箱に向かった。
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みーにゃ(プロフ) - サラさん» ありがとうございます(*^^*)一気に読んでくださったとか嬉しすぎてニヤケがとまりません(о´∀`о)兄妹設定、私も妄想しながら作ってて楽しかったです♪潤くんみたいな男友達いたら幸せすぎますよねー♪頑張りますので、他の作品も読んでいただけたら嬉しいです(^^) (2015年6月1日 15時) (
レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 初めまして。面白くて一気に読みました。兄妹設定、ヤバイですね(〃▽〃)お風呂鉢合わせしちゃったり、夢にでてくるとか、男子な雅紀くん最高です！すごく、胸がときめきました(*´∀｀)潤くんのキャラもいいですね。 (2015年6月1日 15時) (レス) id: 4b077ba35c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーにゃ
| 作成日時：2015年5月5日 23時
