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垂れ幕係は裁縫メインなので、主に女子が担当。
入場門は大工仕事がメインなので、主な男子が担当になった。
「…ねぇ、Aちゃん。」
「はい。」
チクチクと垂れ幕の布を縫い合わせていると、まりえさんが話しかけてきた。
「雅紀と親戚って言ってたけど、近いの？」
「近いって、家がですか？」
「違う違う！血縁関係だよ。」
「あ…えっと…、結構遠いはずです。」
「そうなんだ…。じゃぁさ、法律上結婚とか認められるんだね。」
「え？！痛っ！！！」
まりえさんが真顔で「結婚」とか言うから驚いて針で指を刺してしまった。
「大丈夫か？！」
私の声に気づいたまーくんが駆け寄ってきて、血が少し滲んだ私の指をくわえた。
「ちょっ！ちょっと！」
私が慌てて指を離すと、まーくんは「よし！止まった！」と笑う。
この人はこんな恥ずかしいことよく平気でできるよね。
私は顔を真っ赤にして俯くと、まーくんも恥ずかしくなったのか少し顔を赤らめて入場門係の方へ戻っていった。
「…やっぱ何か変だよ。」
「え？」
まりえさんが呟いた言葉を聞き取れなかったから聞き返したら
「何でもないよ。」と言われた。
・
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窓の外が少し薄暗くなってきたので、今日は作業を終わらせて帰ることになった。
「Aちゃん、帰ろうか。」
まーくんが私を呼んだ。
「潤くんも一緒に帰る？」
潤くんに聞くと職員室に用事があると言って断られ、まーくんと二人で帰ることになった。
「垂れ幕係どう？」
「細かい作業だから肩凝っちゃう。」
「そっか。どれどれ肩かしてみなさい。」
そう言って、まーくんが私の背後に回り、歩きながら私の肩を掴んだ。
「ちょっと！恥ずかしいからやめてよ！」
「なんで？」
「みんな見てるし！」
この人は自分が人気者だってわかってんのかな？
一緒に帰るだけでも注目されるのに。
「わかったよー。家に帰ったら揉んであげるね！」
「しっ！声がおっきい！」
「あひゃひゃ！ごめんごめん！」
まーくんは悪びれた様子もなく楽しそうに笑いながら帰宅した。
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みーにゃ(プロフ) - サラさん» ありがとうございます(*^^*)一気に読んでくださったとか嬉しすぎてニヤケがとまりません(о´∀`о)兄妹設定、私も妄想しながら作ってて楽しかったです♪潤くんみたいな男友達いたら幸せすぎますよねー♪頑張りますので、他の作品も読んでいただけたら嬉しいです(^^) (2015年6月1日 15時) (
レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 初めまして。面白くて一気に読みました。兄妹設定、ヤバイですね(〃▽〃)お風呂鉢合わせしちゃったり、夢にでてくるとか、男子な雅紀くん最高です！すごく、胸がときめきました(*´∀｀)潤くんのキャラもいいですね。 (2015年6月1日 15時) (レス) id: 4b077ba35c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーにゃ
| 作成日時：2015年5月5日 23時
