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翌日の放課後も実行委員で集まって、係ごとに仕事が発表された。
大道具係は名前の通り、入場門や垂れ幕などの装飾品の作成が主な仕事だった。
「どうしよっか。まず、デザイン考えなきゃね。」
３年のまーくんがリーダーになって、グループを仕切る。
「３年生は最後の体育祭なんで、３年の神崎さんと相葉さんがデザイン考えたらいいんじゃないですか？」
潤くんがまーくんとまりえさんに言った。
「えーと…俺デザインとか苦手だからなー。」
苦笑いするまーくん。
「いいじゃん！最後の思い出になるよ、雅紀♪」
嬉しそうに笑うまりえさん。
「デザインしてくれたら、後は俺らが作るんで、雅紀さんたち当日のセッティングの時だけ手伝って下さいよ。」
潤くん、やる気のないはずなのに何でそんなこと言うんだろう。
「そんなんつまんないじゃん。俺も作るよ！」
やる気満々のまーくんが言い返す。
「雅紀さんたち受験勉強とか忙しいでしょ？俺ら１年と２年でやるから大丈夫っすよ。」
「な？」と言って潤くんが私の肩に腕を回した。
「えぇ？…うん。受験なのは確かだしね。」
私がうつむいて答えると、まーくんが潤くんの手を掴んで、私の肩から潤くんの手を払い除けた。
「実行委員になった時点で忙しくなるのは覚悟してたし、受験とか関係ないよ。それに、Aちゃんが遅くまで学校に残ることになるのは困る。」
「「え？」」
私とまりえさんの声がシンクロした。
「え？あ、ほら、お父さんお母さんが心配すんじゃん。俺が一緒なら遅くなった時は送っていけるし。」
まーくんの親戚っぽい言い訳。
「…遅くなった時は、俺がこいつを家まで送るんで大丈夫です。」
潤くんがまーくんを睨むから、その場の雰囲気が凍りついた。
「何々？！揉め事勘弁してよ？
人数多い方が作業捗るし、それでいいっしょ？！」
私たちの近くに居た櫻井さんが間に入って、どうにか針積めた空気が緩和されて、３年も作成に参加することに決まった。
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みーにゃ(プロフ) - サラさん» ありがとうございます(*^^*)一気に読んでくださったとか嬉しすぎてニヤケがとまりません(о´∀`о)兄妹設定、私も妄想しながら作ってて楽しかったです♪潤くんみたいな男友達いたら幸せすぎますよねー♪頑張りますので、他の作品も読んでいただけたら嬉しいです(^^) (2015年6月1日 15時) (
レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 初めまして。面白くて一気に読みました。兄妹設定、ヤバイですね(〃▽〃)お風呂鉢合わせしちゃったり、夢にでてくるとか、男子な雅紀くん最高です！すごく、胸がときめきました(*´∀｀)潤くんのキャラもいいですね。 (2015年6月1日 15時) (レス) id: 4b077ba35c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーにゃ
| 作成日時：2015年5月5日 23時
