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２階には悟さんの書斎と、悟さんの仕事で使う本がいっぱい置いてある部屋、雅紀さんの部屋、私の部屋がある。
私が自分の部屋で荷ほどきをしていると、コンコンとドアがノックされた。
「はい。」
部屋のドアは閉めていなかったから振り返ると、ニッコリ笑った雅紀さんが立っていた。
「何か手伝うことある？」
「いえ、荷物は全部運んでもらったので、大丈夫です。」
「そっか…。」
私が断ると、雅紀さんはシュンと尻尾を下げた犬のような表情になる。
「えっと…この本を本棚に入れてもらえますか？」
そんなに悲しい顔をするとは思わず、見られても大丈夫そうな物の片付けをお願いする。
「うん♪オッケー！」
私の言葉を聞いて、すぐにパッと表情が明るくなり、楽しそうに本を整理し始めた。
この人、すごく顔に感情が表れるタイプだな…。
「Aちゃんは高校どこ？」
沈黙が少しあったが、雅紀さんが話しかけてきた。
「都内の◯◯高校だったんですけど、新学期からこっちの△△高校に編入します。」
「え？マジ？！俺も△△高校だよ！」
「え！そうなんですか？！」
意外だった。自分で言うのもなんだが、私は頭は良い方だったから都内の進学校に通っていて、こっちでも一番の進学校に編入することになっていた。
まかさ、雅紀さんが進学校に通ってるなんて…。
人は見かけによらないんだな。
「ねぇ、今、俺が△△高校に通ってるって聞いて人は見かけによらないんだな。とか思ったでしょ？」
「…え？」
図星すぎて声が裏返る。
「やっぱりー！そんな失礼な妹にはコチョコチョお兄ちゃんスペシャルバージョンだー！」
雅紀さんはそう言って私の脇腹を思いっきり擽ってきた。
「きゃーっ！ちょっ！ちょっと！くすぐったい！やめてーっ！」
擽ったさと、恥ずかしさで私の顔は真っ赤になった。
「…あはは。冗談だよー♪今みたいに敬語やめて話してよ。それに、お兄ちゃんって呼んでほしいし。」
すぐに擽りはやめてくれたけど、お兄ちゃんって呼ぶのも敬語がとれるのも時間がかかりそうだ。
「善処します。」
「なにそれー！ますます堅苦しーっ！」
と雅紀さんは笑いながら本の片付けを続けた。
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みーにゃ(プロフ) - サラさん» ありがとうございます(*^^*)一気に読んでくださったとか嬉しすぎてニヤケがとまりません(о´∀`о)兄妹設定、私も妄想しながら作ってて楽しかったです♪潤くんみたいな男友達いたら幸せすぎますよねー♪頑張りますので、他の作品も読んでいただけたら嬉しいです(^^) (2015年6月1日 15時) (
レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 初めまして。面白くて一気に読みました。兄妹設定、ヤバイですね(〃▽〃)お風呂鉢合わせしちゃったり、夢にでてくるとか、男子な雅紀くん最高です！すごく、胸がときめきました(*´∀｀)潤くんのキャラもいいですね。 (2015年6月1日 15時) (レス) id: 4b077ba35c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーにゃ
| 作成日時：2015年5月5日 23時
