12*松本side* ページ12
今日から転校生がくるらしい。
大ちゃんの後ろについてきた女の子は、色が白くて鼻筋のすっと通った、どっちかって言うと綺麗系だった。
彼女の名前は相葉Aって言っていた。
たまたま俺の横の席が空いていたから、大ちゃんがそこの席を指名する。
席に座る前に「よろしくお願いします。」って挨拶した笑顔に、俺は釘付けになった。
全校集会で、たまたま空いてたから彼女の後ろに並んだ。
３年が集まり始めたら、急に彼女が後ろを振り向いて笑顔になった。
彼女の目線の先を見ると、バスケ部の先輩である雅紀さんと、仲のいいニノさんがいた。
相葉さんと同じ苗字だけど、どんな関係なんだろう。
とにかく、彼女と話がしたくて、
「何ニヤニヤしてんの。やらしい。」
彼女はムッとして言い返してきた。
嫌みっぽいことしか言えない自分乙。
取り敢えず、彼女と接点が持ちたかったから、無理やり体育祭実行委員に立候補した。
彼女は文句言いたげだったけど、鈍感な大ちゃんのお陰で同じ実行委員になれた。
・
・
バスケ部の練習試合があるので、早めに体育館に入ると、雅紀さんが一人でウォーミングアップをしていた。
雅紀さんと彼女と同じ苗字なのは何か関係あるのかな。
気になって雅紀さんに聞いた。
「お疲れっす。…今日、雅紀さんと同じ苗字の子が同じクラスに編入してきたんですけど、雅紀さんの親戚ですか？」
「あぁ、Aちゃん？親戚つーか、最近妹になったの。親の都合でね。」
雅紀さんは笑いながら答えた。
「…血は繋がってないってことですか？」
「そーだね。Aちゃん、可愛いっしょ！」
妹って言ってたけど、血が繋がらないなら実質の他人だろ。
なんとかく危機感を感じた。
試合が始まる前にコートに入ると、
応援席に早見と彼女が居た。
二人を見つけた雅紀さんがいつものテンションで両手を振る。
早見は嬉しそうに両手を振って、
彼女も小さく手をあげた。
兄妹つってるけど、試合とか見にくんのかよ。
なんだかわからないけど、イライラしてそっぽ向いた。
こんな気持ちのせいか、試合は惨敗。
頭を冷やすために体育館を出ると、渡り廊下を歩く彼女を見つけた。
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みーにゃ(プロフ) - サラさん» ありがとうございます(*^^*)一気に読んでくださったとか嬉しすぎてニヤケがとまりません(о´∀`о)兄妹設定、私も妄想しながら作ってて楽しかったです♪潤くんみたいな男友達いたら幸せすぎますよねー♪頑張りますので、他の作品も読んでいただけたら嬉しいです(^^) (2015年6月1日 15時) (
レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 初めまして。面白くて一気に読みました。兄妹設定、ヤバイですね(〃▽〃)お風呂鉢合わせしちゃったり、夢にでてくるとか、男子な雅紀くん最高です！すごく、胸がときめきました(*´∀｀)潤くんのキャラもいいですね。 (2015年6月1日 15時) (レス) id: 4b077ba35c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーにゃ
| 作成日時：2015年5月5日 23時
