四十二話 ページ44
全員揃った中庭。
四人の不審者。
?1(P-P)「あ、自己紹介まだだったね！僕はP-Pと申しまーす！！よろしく！！」
こっちの気持ちなんて、
?2(つわはす)「...つわはすでーす」
全く考えずに。
?3「ガッチマンです、よろしく」
勝手に自己紹介を、
?「牛沢でーす。どーもどーも」
進めていく。
...へ？
嘘だよね？
P-P、つわはす、ガッチマン、牛沢。
聞いたことがあり過ぎる名前。
私のお父さんと、私の彼氏の、大親友。
まさか、ね。
私の身近すぎる人達と、一緒に実況して、ラジオ撮って...。
人は信じられないけど、悪い人達ではない思ってた人達。
レトさんと私が同居していることがバレないように、私が隠れていた時に覗いたら見えた優しそうな表情。
キヨくんとレトさんと特に仲の良い、ゲーム実況者な訳ないよね。
この四人、私がいた中学の制服着てるし...。
何で、中学の制服を...？
泣きそうになりながら、必死にレトさんと最俺にテレパシーを送った...。
◈ ◈ ◈
レトルトside
キ「フジ！もっとスピード上がんねぇの！？」
フ「これ以上上げたら警察に捕まっちゃうからね！？」
こ「警察に目ぇ付けられたら逃げろ！！」
ヒ「わぁ、無茶振りすぎー！！」
最俺は狭い車の中でドッタンバッタン。
喧しいわ。
Aのテレパシーを受けた俺らは、Aの高校に急いで向かっている。
運転するフジくんを後ろの席から急かすkkコンビ。
ヒラくんは助手席で焦っている。
俺はkkに挟まれて、もう五月蝿いのなんの。
レ「お前ら喧しいわぁ！！」
◈ ◈ ◈
学校に到着。
車は近くにあった駐車場に停めてきた。一時間四百円のとこ。
Aからテレパシーを受け、学校に到着したことを伝えた。
正門の隙間から、中庭を覗き込む。
黒髪短髪。
猫っ毛の緑髪。
深緑っぽい黒髪。
黒に近い茶髪。
あの、後ろ姿...。
キ「ぺーぺー...？」
こ「つわはすくん...？」
フ「うっしー...？」
ヒ「ガッチさん...？」
最俺が、四人の名前を呟いた。
レ「何でなん...？」
そこにいたのは、あまりに仲が良すぎた奴らだった。
◈ ◈ ◈
Aside
やっと来た...！
中庭から五人が見える。
言わずもがな、最俺とレトさんだろう。
不審者四人か五人は見えない。向こうからは見えているだろうけど。
私が立てた作戦、上手くいくといいな。
車でこっちに来てもらってる間に説明しておいた、飛びっきりの作戦。
五人がこっちに手を振ったり、グーを出してきたり合図をしてきた。
さぁ、作戦開始だ！
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はたこ(プロフ) - Rainさん» ありがとうございます(｡ ・`ω・´)☆頑張ります！！ (2017年7月23日 22時) (
レス) id: 4aa810012c (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新がんばってください！ (2017年7月23日 22時) (レス) id: 6ba8dd0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はたこ | 作成日時：2017年6月25日 17時
