三話 ページ5
『懐かしいなぁ...』
あれからもう十年も経つんだ。
私もあの時のレトさんと同い年になった。
『いきなり超能力とか調べ始めて、レトさんがレトさんの友達に若干引かれてたっけ...』
一人で笑う。
『コントロールのトレーニング一緒にやって、上手くいったときは嬉しかったなぁ...高校行っていいって言われたときも飛び跳ねて喜んだっけ...レトさんあの時高校生だったのに私を居候にしてくれて、ママルトさんとパパルトさんはあっさり承諾してくれて、仕送りも倍くらいに増やしてくれたんだよね...』
全部懐かしい、大切な思い出だ。
レ「Aー、冷めちゃうでーー？」
...そうだ、レトさん待ってくれてるんだった。
『今行くーー！！』
◈ ◈ ◈
『ご馳走様でしたー！お皿洗っとくね！』
レ「じゃ、頼むわ」
二人分の食器を洗う。
Aが 食器を アラウーノ。
ごめんなさいふざけました。
レトさんはパソコンとにらめっこしてる。編集してるのかな。
私も課題と編集やらなきゃ...。
ねぇ、何で数学って存在すると思う？
平方完成とか因数分解とか将来何の役に立つよ？えぇ？
集合だか順列だか知らねーけど、結論から言うと、分かんない。
『レートーさーんーー！ここ...意味不明、理解不能、難題大量、将来不要』
レ「最後の二つの四字熟語意味分からへんから」
レトさんは呆れながらも教えてくれる。
レ「こことここは足すんやなくて掛けるんよ」
『クソだ、理不尽だ。理不尽すぎる。学生への扱いが酷い。人類普遍の原理守れ、日本国憲法に謝れ』
レ「数学者に言えや」
下らない日常会話をしながらやること三十分。
終わりました。
後は編集だー！
編集は割と好きな作業だから苦にならない。
パソコンと三十分近くにらめっこ。完了を確認。アップロード。Twitterでお知らせ。
この一連の流れで一日が終わる。
『ふあぁ〜...レトさん、お休みなさい』
レ「お休み〜、お疲れ」
ベッドにダイブ。スマホを充電し、ソッコー夢の中へゴー。
また明日、学校頑張ろう。
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はたこ(プロフ) - Rainさん» ありがとうございます(｡ ・`ω・´)☆頑張ります！！ (2017年7月23日 22時) (
レス) id: 4aa810012c (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新がんばってください！ (2017年7月23日 22時) (レス) id: 6ba8dd0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はたこ | 作成日時：2017年6月25日 17時
