三十四話 ページ36
レトルトside
やっと退院...長かったわ！！
A！すぐ帰るから、待っててな！！
秒で準備を終わらせ、タクシーに乗る。
Aは未成年だから車の迎えは無理やし、誰かに来てもらうのも悪いからな。
一人で帰る。ぼっち言うな。
「どちらまで行かれますか」
運転手さんの質問に、明るく返す。
レ「ここを真っ直ぐ行って、二個目の信号を右に曲がってください！！」
◈ ◈ ◈
まだ？
レトさん全裸待機なう(服は着てます)なんだけど。
ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝ
『キタアアアアアアアアアア！！』
玄関で待ち構えていた私はすかさず鍵と扉を開く。
レ「Aーーーーーーーっ！！」
『レトさああああああああああん！！』
すぐ抱き合う。
レトさんとぎゅーするの久しぶりだー！！
ぬくぬく〜。落ち着く〜。
とにかく聞きたいことがたくさんある！！
『病院どうだった？体は何ともない？食欲ある？睡眠ちゃんととった？手術した所痛くない？薬の副作用大丈夫？』
レトさんはうんうん頷き、ものすごい剣幕で両肩をガシッと掴んできた。
レ「ちゃんと家のことやっとったか？掃除は？洗濯は？学校ちゃんと行っとったか？能力は何ともないか？課題大丈夫か？」
同じくうんうん頷き、笑い合う。
お医者さん曰く、これは本当に奇跡だったそう。
ほぼ100%治らないかもと思っていた所、奇跡的に急所を直撃せず掠めていたらしく、完治したらしい。
神様仏様。一生崇め奉ります。
トラックの運転手は居眠り運転してたらしい。クソが。滅べ。爆ぜろ。
運転手は捕まったって。ざまあみろw(ゲスい)
何より、レトさんに何もなくて本当によかったよ。
◈ ◈ ◈
キ「...」
こ「で？」
ヒ「俺らが？」
フ「呼ばれたと？」
『そういうこった！！』
ただ今夜ご飯。最俺も呼んでます。
みんなでレトさん退院パーティーするぞ！！
呼んだ理由？ご飯作りすぎたからです☆←
テレポーテーションで飛んで来ていただきました←
無理矢理です。拒否権ないです。
さ、細かいことは気にせず楽しもうじゃないか！！
律儀な私は、ちゃんと最俺の好物も作ってます。
ヒラくんがお刺身のお皿から離れない。何かオレンジ色の刺身が消えていっているのは気のせいだと信じよう。赤い刺身しか残ってないのは気のせいだ。うん。
こーちゃんとフジくんはレトさんとのんびりお喋り中。
そして。
『ねぇ...キヨくん？』
キ「...あ？」
この人、何か冷たいです。
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はたこ(プロフ) - Rainさん» ありがとうございます(｡ ・`ω・´)☆頑張ります！！ (2017年7月23日 22時) (
レス) id: 4aa810012c (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新がんばってください！ (2017年7月23日 22時) (レス) id: 6ba8dd0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はたこ | 作成日時：2017年6月25日 17時
