二十七話 ページ29
連休が明けた。
また学校始まるよ...行きたくないなぁ。
レ「頑張りぃ！」
なんて送り出されちゃあ行かないという選択肢は私の中にはなくて、でも行きたくない、けれど佐藤先生が待ってるし会いたい、だがしかs
レ「はよ行かんと遅刻するで！行ってらっしゃい！！」
『逝ってきます』
レ「漢字！」
俺も今日は買い出しかな、という声を背に家をしぶしぶでた。
明るいレトさんの顔。
これから起ころうとしていることとは真逆の表情だった。
◈ ◈ ◈
教室に入った。
超会議の話題でもちきり。泣きたい。
「あかつきめっちゃ可愛かった」
「それな、惚れた」
男子共...きめぇ。
「最俺レトルトあかつきとかメンバーの豪華さと俺得さに笑った」
「同志よ」
「ヨーキーと並んだあかつきに萌えた」
女子共...馬鹿にしてんだろ。呪う。
「神崎さんも超会議見た？」
数人が席に来た。
ここは冷静にそっけなくさりげなく離れよう。
『...見てない』訳:出演してたから見てない
「うっそ！あかつきの初顔出しだったのに！！」
『...興味ない』訳:自分だから興味ない
「俺、当日会場行ったんだ！いいだろ〜」
『...よかったね』訳:遭遇しなくてよかったァァァァァァァ！！
「可愛かったなぁ」
『...見てないから』訳:お世辞をありがとう
「会ってみたいよぉ」
『...会えるといいね』訳:私はここでーす
やばい、話が終わらない。
いい加減離れてよ。
そう思うやいなや、担任が入って来た。
救われた...。
◈ ◈ ◈
『あ』
次、現文だ！
やった！最高かよ。
先「神崎いるかー！？」
噂をすれば。教室の扉をやや乱暴に開け、私を呼んだ。
『佐藤先生！』
先生は急いだのか、ゼェゼェと息を切らしている。
先生の様子がいつもと違う...のは、気のせいだよね。
先「病院から連絡が入った」
『...病院？』
胸騒ぎがする。
なんで病院なんかから連絡が...？
先「お兄さんが、信号無視のトラックに...」
...っ！？！？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はたこ(プロフ) - Rainさん» ありがとうございます(｡ ・`ω・´)☆頑張ります！！ (2017年7月23日 22時) (
レス) id: 4aa810012c (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新がんばってください！ (2017年7月23日 22時) (レス) id: 6ba8dd0c68 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はたこ | 作成日時：2017年6月25日 17時
