十話 ページ12
キヨside
良かったー、断られるかと思ったわ。
てか、半分無理矢理連れてきてねーか？
あかつきさん一瞬悩んでたよな？
うーん。
まあ、いっか。仲良くなるチャンスだ。
スタッフさんの一人、あのめっちゃ美人な人とはかなり打ち解けてたよなぁ。うつくさん、だっけか？
あれくらい仲良くなれば、超会議のトークとか上手くいくだろーし。
レトさんとはコラボやってるからなのか、すっげー仲良いじゃん？数回なのにあんなに準備で意思疎通してこなしてくんだもん。ビビったわ。お互いのことが分かってて、短所は補い合う、みたいな。
って何言ってんだ俺。
今の状況考えろ。
無言で廊下歩くのってこんなもんなのか？
何か喋んないと。
◈ ◈ ◈
Aside
結局ついてきてしまった。
スタッフさんたち誘えばしーなさんいたのに。
まあ、レトさんがいるのはかなり安心だ。
けど、『A』『レトさん』じゃなくて、『あかつきさん』『レトルトさん』って呼び合うのかぁ。やだなぁ、何か。
キ「あ、あのっ！あかつきさんってレトさんと仲良いんですね！！」
うおっ、何か唐突に話しかけられたぞ。
レトさんと仲良い？当たり前です、何年一緒だと思ってんですか。なんて言えないので、テキトーに返す。
『コラボ、やってますから』
どうしよう、上手く話せない。
とりあえず笑おう、と引きつるほっぺを無理矢理引き上げる。
キ「数回のコラボであんなに意思疎通できる人少ないですよ、相当気が合うんですね！！」
...。
やっちゃった。
そりゃそうだよね。
十年一緒にいる私たちが普通の動きをしてれば、長年の経験で相手がしたいことがなんとなく分かる。その通りに行動してれば、変に仲良く見える訳で。
数回のコラボで、ここまで仲良くはならないだろう。
いきなりやらかした。
もっと他人のフリをしなきゃ。
◈ ◈ ◈
キ「お待たせ！」
キヨさんは最俺さんとレトさんに笑う。
フ「遅いw」
ヒ「何してたの」
こ「無理矢理連れてきてねーだろーな」
キ「理不尽じゃね？wじゃあ最初からお前らが行けしwww」
私はさりげなくレトさんに近づいた。
レ「お、来たんか」
小声で話すレトさん。
『うん。上手くやるよ』
私も小声で返した。
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はたこ(プロフ) - Rainさん» ありがとうございます(｡ ・`ω・´)☆頑張ります！！ (2017年7月23日 22時) (
レス) id: 4aa810012c (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新がんばってください！ (2017年7月23日 22時) (レス) id: 6ba8dd0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はたこ | 作成日時：2017年6月25日 17時
