九話 ページ11
沢山最俺さんやスタッフさんと喋った。
スタッフさんの一人とはとても仲良くなれた。
最俺さんとも仲良くなれたし。
良かった。悪い人ではなさそう。
このまま何もないといいんだけど。
◈ ◈ ◈
ふむ、超会議の舞台裏はこんな感じなのか。
？「Aちゃん」
不意に名前を呼ばれ、振り返る。
『しいなさん』
彼女はスタッフさんの一人、うつく しいなさん。
とても美人さん。でも、私みたいに童顔じゃない。カッコいいお姉さんみたいな感じ。
そしてここだけの話、レトさんが好きらしい。
スタッフさんの中で話せるのは彼女だけだ。
彼女はニコニコ動画が創設されてからずっとここで働いているらしい。
引退した人とも繋がってる人は多いんだとか。
しっかりしてて、絶大な信頼を持つしいなさんなら。と、レトさんに話した上でしいなさんに力のことを明かした。
びっくりしてたけど、何も変わってない。たまにいるこういう人が嬉しいんだなぁ。
大抵、態度変えて仲良くしようと媚び売ってきたり、気味悪がって離れたりするんだよね。
しいなさんは本当にいい人だ。
世界の誰もがこういう人だったらいいのにな。
？(しいな)「...Aちゃん？」
『...え？あ、ごめん、何？』
し「ぼーっとしてたからさ。何かあった？」
『いや、特に』
し「そっか」
『そっちこそ、何かあったの？』
し「...」
しいなさんは黙ってる。
『しいなさん？』
し「...あのね」
しいなさんは私の手を軽く握った。
し「こういう時って上手く言えないんだけどね、Aちゃんなら上手くやれる気がするんだ」
『しいな、さん』
し「頑張って、あかつき！」
にぱっと笑って、持ち場に戻ったしいなさん。その後ろ姿を見て、本当に上手くいく気がしてきた。
◈ ◈ ◈
キ「あかつきさん！」
...ん？
ヤバい、キヨさんだ。
『は、はいっ！』
キ「今からお昼なんですけど、よかったらレトさんと俺らの六人で行きません？」
お昼ご飯。恐らく、いやほぼ確実に外食だろう。
危ないから断る？でも、レトさんがいるし、大丈夫？
どうしよう。
キ「あ、無理なら大丈夫ですよ！！」
『...えっと、その、よければ』
ああ！言っちまった！！
内心パニックの私に対して、キヨさんはルンルンだ。
キ「ありがとうございます！じゃあ、行きましょう！！四人ともあっちにいるんで！！」
歩き始めたキヨさん。一抹の不安を拭いきれないまま、彼を追いかけた。
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はたこ(プロフ) - Rainさん» ありがとうございます(｡ ・`ω・´)☆頑張ります！！ (2017年7月23日 22時) (
レス) id: 4aa810012c (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新がんばってください！ (2017年7月23日 22時) (レス) id: 6ba8dd0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はたこ | 作成日時：2017年6月25日 17時
