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｢困ったわねこのままAを1人で帰らせるわけにはいかないわ｣
｢平気だよ彩子ちゃん、私1人で帰れるから｣
｢何言ってんのよ女子が1人でこんな暗い時間に歩いたら何かあった時どうすんの！｣
流川が先に帰ってしまったため1人残されてしまったA
彩子はAを心配して1人で帰らせるわけにはいかないと1人で帰ろうとするAを何とか説得するが
説得したとしても一緒に帰ってくれる人がいないなら話にならない
｢桜木花道は別方向だし、他の1年や2年生も別方向だったり寄り道していくからダメだし…｣
｢私もリョータも逆方向、なんでこういう時に帰っちゃうのよ流川｣
ぽやぽやした見た目に、ちょっと抜けてる性格
そしてまだ誰にも打ち明けられていない
中学からの知り合いである彩子と流川しかしらないとある出来事が理由で
彩子はAを1人で帰らせることを不安視していた
先輩としてかわいい後輩を心配する気持ちもあるが、万が一のことを考えたら心配で帰るどころの話じゃなくなる
｢ん？待って、いいこと思いついた ちょっとA来て｣
｢え、ちょ、彩子ちゃん！？｣
｢Aと同じ方向に帰る人いないって思ってたけどとんでもない！人見知りなAもこの人なら平気よ！｣
家まで誰かと帰ることは不可能でも、最悪駅までは一緒に誰かと帰って欲しい
ひたすらにかわいい後輩であるAのことを心配する彩子が思いついた"秘策"
Aの細い腕を掴みツカツカと勢いよく歩いて向かった先には…
｢アヤちゃん！お話終わった？一緒に帰ろうよ｣
｢ごめんリョータ一緒には帰るけどその前に少し待って｣
宮城…ではなく
彩子は宮城に軽く謝り、意を決したかのように
隣にいる彼に強い眼差しを向けた
｢ちょうどよかった三井先輩｣
｢ん？なんだ？｣
｢この子、一緒に帰るはずだった流川が先に帰っちゃって一緒に帰る人がいないんです｣
｢え、彩子ちゃん…｣
｢私のかわいい後輩のボディーガードを頼まれてくれませんか？｣
彩子が考えた秘策というのは
ついさっき深く頭を下げてきた三井とAが一緒に帰る
というまさかの案
｢そこの駅まででいいんです、どうかお願いします｣
一難去ってまた一難
Aと三井に再び小さな波乱がやって来る
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こちめる(プロフ) - なつめさん» はじめましてコメントありがとうございます〜〜😊楽しいと言っていただけて本当に嬉しいです！！とっても励みになります🥲 (2023年2月26日 19時) (
レス) id: b38c8404b7 (このIDを非表示/違反報告)
なつめ - はじめまして！このお話が毎日の楽しみになってます☺️2人の距離感が絶妙で、読んでいてとても楽しいです！無理のない範囲で更新頑張ってください🫶応援してます！ (2023年2月26日 15時) (レス) id: 06b754cdeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちめる
| 作成日時：2023年2月22日 23時
