20話 ページ25
「話を戻すわよ。…アンタらが強いのは知ってるわ。けどそれより大切なことを確認したいの。どんだけまじめにやっても、『いつか』だの『できれば』だのじゃいつまでも弱小だからね。具体的かつ高い目標とそれを必ず達成しようとする意思が欲しいの」
リコは校庭を指差して続けた。
「んで今!ここから!!学年とクラス!名前!今年の目標を宣言してもらいます!ちなみに私含め今いる二年も去年やっちゃった♡」
リコは一息ついて衝撃の言葉を放つ。
「さらに、できなかった時はここから今度は全裸で好きなコに告ってもらいます!」
「え"え〜〜!!?」
一年トリオの声が響く。
他の人の場合は笑ってすむだろうがリコの場合本当にありそうで怖い。
「…は?」
一年トリオが騒音を発生させたのにも関わらず、間抜け…気が抜けた顔をした人が一人。
火神だ。
「さっきも言ったけど具体的で相当の高さのハードルでね!『一回戦突破』とか『がんばる』とかはやり直し!」
とリコは念を押す。
周りが淀む中、火神は一人前に出る。
「ヨユーじゃねーか。テストにもなんねー」
そう言ってから火神はフェンスに飛びのった。
おいおい、これ毎回思うけど危ないぞ。
「1-B 5番 火神 大我!!『キセキの世代』を倒して日本一になる!」
火神の大声を聞いて校庭に集まる人達がざわめく。
「次はー?早くしないと先生きちゃうよ」
「じゃあ次は僕がいきます」
そう言って俺はフェンスの前に立った。
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カイト - 面白いです頑張ってください (2015年7月28日 3時) (レス) id: 113143dc1c (このIDを非表示/違反報告)
流時(プロフ) - ありがとうございます!更新が遅れがちですが一応妄想して蓄えてますので!w頑張ります! (2014年7月7日 22時) (レス) id: a5ef3a8ac3 (このIDを非表示/違反報告)
☆伊月由孝☆(プロフ) - 面白かったです!wwこれからも頑張って下さい!! (2014年7月7日 21時) (レス) id: eec25b8fcd (このIDを非表示/違反報告)
烏崎 - がんばってくださいw楽しみにしてます! (2014年6月6日 21時) (レス) id: e35e35fe4e (このIDを非表示/違反報告)
流時(プロフ) - 烏崎さん» 初コメありがとうございます( ^ω^ )まさかもうコメントが来るなんて思わなかったですw頑張るッス(`・ω・´) (2014年6月6日 0時) (レス) id: a5ef3a8ac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流時 | 作成日時:2014年6月5日 19時