【トリップ】黒子のバスケ【男主】

12話 ページ17

くっ…火神は既にマークされている。
他の奴らもかよ。
黒子はパス以外には使えない。


…仕方が無いか。


俺はスリーポイントラインでシュートを打った。


俺が打ったボールは綺麗な弧を描き入る。


(うそ…!あの子初心者じゃなかったの!?)


あー今の俺には一発で限界だな。
もう打てない。
流石に緑間みたく限界は超えたなんてできないし。


だが、俺が入れた3点も火神への絶対的なマークによってほぼ無意味なものになってしまった。


15対31


流石、1年だけで決勝リーグまで行ったというメンバーだな。


「やっぱり強い…」


「てゆーか勝てるわけなかったし…」


「もういいよ…」


先輩の圧倒的強さを前に弱音を吐く3人。


仕方ないと言えるだろうが、この言葉を熱血の火神が放っておけるわけもない。


火神は1番最後にセリフを吐いた1年トリオの降旗の胸ぐらを掴む。


「もういいって…なんだそれオイ!!」

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