【トリップ】黒子のバスケ【男主】

8話 ページ13

うおっ…真面目にヒビった！
急に現れやがった。


そして、数秒停止していたリコの悲鳴が体育館に響く。


(目の前にいて気づかなかった…!?え？今黒子って言った!?ええ!?てゆーか…影薄!!)


黒子の周りにひとが集まっていく。


「え？じゃあコイツが!?『キセキの世代』の!?」


「まさかレギュラーじゃ…」


「それはねーだろ。ねぇ黒子君」


…黒子に君付けって違和感あるわ。


「…?試合には出てましたけど…」


「だよなー…うん？」


「え？…え？」


そしてまた体育館にみんなの声が響き渡った。


それと同時に


(信じらんねぇ〜!!!)


みんなの心が完全に一つになった瞬間だった。


チームワークすごいわ。
いいなぁ、こんなバスケ部。


そう考えた途端に昔の事を思い出す。


違う！
ここはあそことは違うんだ！


…もう大分経っていたから大丈夫だと思っていたけど、あまりそうでもないらしい。
トラウマって怖いな。



俺がそんな事考えているといつの間にかシャツを脱いでってところは終わったらしい。


もう、解散していいらしい。


ということで俺は制服をそのまま着て帰ることにした。

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