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Aside
っふぅ…
やっと今日が終わった 、
山本と勉強の約束の日か 。
『 図書室行かないと 、』
この学校は有難いことに放課後も図書室が開放されているので 、勉強をしに来る人が多い 。
理系(&漢字)の山本 、
文系の私 。
『 ごめん 、 遅れた 。 』
「 全然大丈夫だよ ! 」
「 Aってさ 、 好きな人 、 とか 居るの?」
私たちは勉強をそれぞれ進めていたけど 、
今日は話しちゃう日みたい 。
しかもその話題か … 。
目の前に恋心を抱いている私からしたら
色々ドキ ドキしてしまう 。
『 えー 、 逆に山本は居るの? 』
「 質問を質問で返さないでよ! 」
あちゃー 。(?
と 、 その瞬間 。
「 まあいるけどさ … 」
終わった 。
『 ッあ 、 そうなんだ 、 』
まあ 、 そりゃ山本も好きな人の1人や2人ぐらい 、
いるよな 、 人間だし 。
「 Aは ?」
『 私も 、 いる 。 』
失恋確定だけどね、と付け足す 。
こんな呆気なく失恋が決まってしまうのか … 。
「 僕も 、 失恋確定っぽいけど 、笑」
それを聞いて 、 確かに少しは嬉しくなった 。
でも 、 どちらにせよ私の失恋は確定している 。
少しでも近くにいたい 。 なんて汚い私は 、
『 よければ相談乗ろうか? 』
と口から出ていた 。
良く考えれば 、 更に辛くなるだけなのだが 。
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作者名:もんぶらん | 作成日時:2023年11月2日 22時