深夜2時 (曲パロ) ページ17
山本side
深夜2時 。
夜の街を背中に車を走らせる 。
ばらばらに輝くネオン 。
ラジオを聴きながら今宵も闇に包まれる 。
言いたかったことはそれだけ ?
要はさ 、 お別れってことでしょ ?
きっと必然の事だったんだ 。
最後の曲が流れて 、
ラジオが止まった 。
ねえ 、 A 。
愛し合っていたのは 、 感じ合っていたのは
全部嘘だったの ?
僕は 、 君と結ばれるまで 、
否 、 その先まで辿り着きたかったよ 。
夜は僕らまで呑み込んでしまうんだね 。
さようなら 。 いつまでも 。
ごめんね 。
僕は君のことを忘れられないと思う 。
僕は僕の家に帰ろうかな 。
そういえば 、
抱いたのも求めたのも何時も僕からだったっけ 。
ネオンがキラキラと輝いている 。
あの言葉を伝えたかったけど 、
それは僕だけだったんだね 。
今日でお別れ 。
これも 、 きっと運命だったんだ 。
… 最後くらい笑ったAが見たいな 。
車のステレオタイプのラジオが
途切れたり また鳴ったり 。
気分屋だなぁ 。
まるで君のようだ 。
・
とうとうお別れ 、 かな 。
きっと必然だった 。
君と聞いた最初の曲を思い出したよ 。
ねえ 、
本当に 、
愛し合っていたのも 、
感じ合っていたのも 、
全部全部 、 嘘だったの ?
… 僕にはそうは思えないよ 。
さようなら ?
いつまでも忘れられないから 。
「 待って ッ !!! 」
信じ合っていたのが 、 笑い合っていたのが
2人を包んでく 。
最後の交差点まで
ちゃんと2人きりで話してみれば 、
ほら 。
簡単な事だったんだ 。
夜は 、 すれ違った僕らごと呑み込んでいく 。
夜が明ける前には
朝が来る前には
僕らの家に帰ろう ?
今度こそは 、 最後のジャンクションまで辿り着けると 、 そう信じて 。
ミッドナイト・トレンディ / Snow Man
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作者名:もんぶらん | 作成日時:2023年11月2日 22時