6話 ページ7
『大石先輩！交代します！ありがとうございました！』
越前と別れ、トーナメント表の前に戻った私は大石先輩と交代しようと声をかけた。
「ありがとう。でもAちゃん、ご飯食べてないだろう？」
『いえ、お腹すいてないので大丈夫です。大石先輩もお昼ご飯食べてないんですよね？食べてきてください！』
大石先輩も食べてないのに、私に気を使ってくれるなんて…
優しすぎる…
「じゃあ、お言葉に甘えて。ありがとう。」
私は大石先輩が去るのを見届けて、
椅子に座った
残念だけど、海堂くんと越前くんの試合は見れそうにないかな…
◆
試合に勝った部員たちが得点を言いに来る中、まだ海堂か越前が来ることはない。まだ試合は続いているようだ。
海堂くんのスネイクを越前くんはどう返すのだろう。
そう考えていると、早足で歩く海堂くんが目の前を通った。
膝には血がドバっと出ている。
そんな海堂くんを放っておけるはずがなく…
『海堂くん！』
私は大声で叫んだ。
海堂くんは私の声に気づき、頭だけを私の方に向けた。
「…A」
『どうしたの！その怪我！？』
私が焦って聞くと、海堂くんはそっぽを向きながら
「…別に…なんもねぇよ」
『なにもなくてもこんなに血が出てるんだから、処置しなくちゃ！』
「あっ、おい…」
おいで、と海堂くんの手を握り引っ張ると部室の中へ連れていった。
ロッカーから救急箱を引っ張り出し、消毒･ガーゼなどをテキパキとしていく。
『よしっ！できた！』
「…ありがとな」
『どういたしまして。何があったかは知らないけど、マネージャーの私になんでも相談して？』
『できる限りのことはするよ』
海堂を見上げながら、目を合わせて言う。
「…っ」
海堂はそんな健気なAを見て、負けて自傷行為をしたということを悔やんだ。
海堂くんには『安静にしといてね』と伝え、私は先に部室を出てランキング表を見に行った。
表を見ると4-6で越前の勝利だった____
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ぽぱい(プロフ) - 名無しの漫画好きさん» 読んでくださりありがとうございます！( > < )新しいネタが出てきたら書こうかなと思います！ (9月1日 17時) (
レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの漫画好き - めっちゃ面白いです！もしよかったら、他にもテニプリの作品を作ってほしいな❤️なんて。生意気言ってすみません(＞人＜;) (8月28日 22時) (レス) @page1 id: 7537c863d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぱい(プロフ) - とりあえず名無しさん» わー！間違えてました！報告ありがとうございます！それに褒めていただけるなんて恐縮です…( ; _ ; )♡ (2023年1月6日 23時) (レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
とりあえず名無し(プロフ) - あ、突然すんまそん。もしかしたら阿久津じゃなくて亜久津かもです！あとこの小説めっちゃ面白いです！これからも応援してます！ (2023年1月6日 22時) (レス) @page31 id: 8d884a290d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぱい | 作成日時：2022年12月15日 23時
