35話 ページ36
都大会後半戦、青学は銀華中と戦うことになっていた。
『みなさん、気合十分ですね！！』
「あぁ、銀華中はベスト4に残っている。油断禁物だ。」
乾先輩と話しながらフェンス越しにレギュラーがネットに向き合っているのを見る。
銀華中も「行くぞ！銀華中！」と叫んでいるのが聞こえる。相手も気合十分なようだ。
「棄権します…腹痛いんで…」
銀華中全員がそう言った。周りのみんなはその発言に騒然とした。
「きゃー！すっごい！もう勝っちゃった！きっと貫禄勝ちね」
向こうで桜乃ちゃんと応援をしに来た朋香ちゃんが喜んでいる。彼女だけが動じず、キャッキャと喜んでいる。なんてプラス思考なのだろう。
『ま、まぁ…何はともあれ勝てたね！よかったよかった』
私も困惑しながらも勝てたことに喜んだ。
お腹を抑え、出ていく銀華中を銀髪の男が止めた。
あ！あの男！確か亜久津だ。
この前の出来事が思い出される。越前くんに石を投げてきた人だ。ムカつくけど、怖い。
「おい、お前らよォ。何たりぃことしてんだよ。大したことねぇだろ？青学なんてよォ…」
銀華中は亜久津の言葉に反応せず、帰っていくが桃城はそうじゃなかった。挑発に乗せさられるが手塚部長に止められる。
ガチギレしている人に対して「やめろ！」の一言で止められるなんてかっこいい。流石手塚部長。
謎に褒めつつこの場は収まった。
◆
(山吹の試合省かせてください…すみません(;_;))
無事、山吹の試合が終わり決勝で勝利することができた。
試合途中、千石さんはとても運の良く、ラッキー千石なんて呼ばれているのも分かった。だからラッキーラッキー言ってるんだ。
表彰が始まり、優勝した青学が前に出る。
私はフェンス越しに乾先輩と彼らを見ている。
気づいた菊丸先輩や桃城君が私にピースしてくる。
もう…表彰中なのにふざけちゃダメなのに…
表彰式には跡部さんもいてその後ろには樺地くんもいる。
樺地君に隠れて見えなかったがオレンジの髪の男の子が眠そうに欠伸しながら立っている。
そういえば宍戸さんは…と思い、探してみるが
宍戸さんはどこを探してもいなかった。
◆
表彰が終わり青学はその場で解散。
私も帰ろうと思い、スマホでバスの時間を確認しようと電源をつけると丁度スマホが震えた。
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ぽぱい(プロフ) - 名無しの漫画好きさん» 読んでくださりありがとうございます！( > < )新しいネタが出てきたら書こうかなと思います！ (9月1日 17時) (
レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの漫画好き - めっちゃ面白いです！もしよかったら、他にもテニプリの作品を作ってほしいな❤️なんて。生意気言ってすみません(＞人＜;) (8月28日 22時) (レス) @page1 id: 7537c863d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぱい(プロフ) - とりあえず名無しさん» わー！間違えてました！報告ありがとうございます！それに褒めていただけるなんて恐縮です…( ; _ ; )♡ (2023年1月6日 23時) (レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
とりあえず名無し(プロフ) - あ、突然すんまそん。もしかしたら阿久津じゃなくて亜久津かもです！あとこの小説めっちゃ面白いです！これからも応援してます！ (2023年1月6日 22時) (レス) @page31 id: 8d884a290d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぱい | 作成日時：2022年12月15日 23時
