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33話 ページ34

『あっ!!部活!!どうしよう手塚先輩に怒られちゃう!』

Aはどうしても手塚先輩に怒られたくないのだ。怖いから。

アワアワと焦っているA。「…手塚…」とつぶやく赤也。慌てているAにそんな独り言は聞こえなかった。

『ごめん赤也くん!これから部活あるから!またね!』

走ろうとすると、赤也くんに腕を掴まれ止められた。

『?私急がなきゃ…』

「俺も連れてってよ。青学の練習。」





彼をテニスコートまで連れてくる。

「へぇ面白い練習してんじゃん」

『うん、3年の先輩が考えてくれたの。』

ふぅんと赤也くんは興味無さそうに言った。
自分から言っておいて…

Aが赤也に対しイラッとしていると、大石がA達に気づいて駆け寄ってきた。

「A。寝坊した割には随分遅かったじゃないか」

大石先輩は腕を組んで私に言う。それは叱っているというよりは心配している声色だ。

『ごめんなさい…寝過ごした他校生を介抱してあげてて…』

先程バスを降りてからの事を伝えた。言い訳のようにみえるが事実だ。寝過ごした他校生、ご本人もいらっしゃるし…

大石先輩は寝過ごした他校生赤也くんを見る。見られた赤也くんは、へへっとヘラヘラしている。ずっとヘラヘラしてるなこいつ。

「寝過ごした他校生をここまで連れてきたのか?」

『だって、テニス部の練習みたいから連れてけって言われたんですもん。』

これも事実。

「きみ、どこ中なんだ?」

大石はため息をつきながら赤也に尋ねた。赤也はへへんっと威張りながら自己紹介を始めた。

「立海大付属中2年エース噂の切原赤也とは俺の事っス!」

それ私にも丸々同じこと言っていた気がするけど、覚えてるのかな?アイドルの自己紹介みたい。

「…立海大。神奈川代表なんの用かな?」

2年エース 噂の切原赤也 というワードを無視し、立海大だけに反応した大石先輩。触れてあげて…可哀想です。

「ういっす!ちょっとばかしスパイに…」

返事は良かったが、どんどんと声がひょろひょろと小さくなっていく。

なーんだスパイしに…

『ってスパイ?!』

なんてことだろう。私は知らぬ間にスパイを迎い入れてしまったらしい。マネージャー失格…!

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ぽぱい(プロフ) - 名無しの漫画好きさん» 読んでくださりありがとうございます!( > < )新しいネタが出てきたら書こうかなと思います! (9月1日 17時) (レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの漫画好き - めっちゃ面白いです!もしよかったら、他にもテニプリの作品を作ってほしいな❤️なんて。生意気言ってすみません(>人<;) (8月28日 22時) (レス) @page1 id: 7537c863d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぱい(プロフ) - とりあえず名無しさん» わー!間違えてました!報告ありがとうございます!それに褒めていただけるなんて恐縮です…( ; _ ; )♡ (2023年1月6日 23時) (レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
とりあえず名無し(プロフ) - あ、突然すんまそん。もしかしたら阿久津じゃなくて亜久津かもです!あとこの小説めっちゃ面白いです!これからも応援してます! (2023年1月6日 22時) (レス) @page31 id: 8d884a290d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽぱい | 作成日時:2022年12月15日 23時

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