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27話 ページ28

ダブルスの試合は時間の都合で同時に行われ、桃城海堂ペアが勝利した。
シングルス越前VS裕太の試合は、越前が勝利したのだが、観月が"打倒越前"の為に裕太に身体に負担をかけてしまう技を使わせていたことが発覚。
不二先輩は弟がいい様に使われて許せないだろう。

そんな事を考えていると、不二VS観月の試合が始まった。
観月さんなんてボコボコにしちゃえー!




不二は観月に苦手なところばかり打たれ、いつの間にか5ゲームを取られてしまった。しかし、それは演技。
それから観月に1ポイントも与えずに1ゲーム、2ゲームと奪ってゆく。

「不二は弱点を他人に悟られるようなことはしない。」

『さすが不二先輩っ!天才!演技派!腹黒!』

最後ら辺、褒めているのか分からないがAは不二を褒めちぎっていると向こうからザッザッと大勢の人が歩いてくる音。気づいたカチローが振り向くと、氷帝学園のジャージを着た人達がこの試合を見に来ていた。

「来た!大会ナンバーワンシード!ひ、氷帝学園!」


そんな大声に気づいたAは後ろを振り向く。
あまりにも人が多すぎて小さい悲鳴が漏れる。

『ひっ多すぎ…』

無意識にも私はある人を探してしまう。
まず先に見つけてしまうのは周りの人より大きい樺地くん。その前にはやはり跡部さんがいた。
彼は何かを探しているようにキョロキョロとしている。
誰を探しているんだろう?と思っていると目が合った。

『あっ…』

Aと目が合うと、跡部は何かを探すのを止めてフッと笑いかける。私もドキドキしながら控えめに手を振り返す。

「なんだ。A知り合いでもいるのか?」

跡部に振っているということに気づいていない手塚はAに聞いた。しかしAは『まぁ、はい。そんなところです。』とはぐらかした。

手塚先輩との会話が終わり、また跡部さんをちらりと見る。目が合わない。樺地くんと話しているようだった。その代わり、跡部さんの隣にいる髪の長い男子が視界に入る。彼は指でラケットを立たせ、もう片方の手で自分の髪を撫でている。あの人もかっこいいかも…



「なんだよ跡部。あのマネと知り合いか?」

隣にいる宍戸がラケットを指に立てながら聞いてくる。

「まぁな。」

「へぇ、跡部に気に入られるなんて可哀想なやつだぜ。」

「あーん?」

_____

跡部にドキドキしてる夢主さんですが、跡部オチという訳では無いです!逆ハー要素は少ないですが逆ハーです!
私の書く跡部ずっとフッて笑ってる…

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ぽぱい(プロフ) - 名無しの漫画好きさん» 読んでくださりありがとうございます!( > < )新しいネタが出てきたら書こうかなと思います! (9月1日 17時) (レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの漫画好き - めっちゃ面白いです!もしよかったら、他にもテニプリの作品を作ってほしいな❤️なんて。生意気言ってすみません(>人<;) (8月28日 22時) (レス) @page1 id: 7537c863d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぱい(プロフ) - とりあえず名無しさん» わー!間違えてました!報告ありがとうございます!それに褒めていただけるなんて恐縮です…( ; _ ; )♡ (2023年1月6日 23時) (レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
とりあえず名無し(プロフ) - あ、突然すんまそん。もしかしたら阿久津じゃなくて亜久津かもです!あとこの小説めっちゃ面白いです!これからも応援してます! (2023年1月6日 22時) (レス) @page31 id: 8d884a290d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽぱい | 作成日時:2022年12月15日 23時

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