24話 ページ25
『聖ルドルフでテニス部入ったんだね』
「まぁな…」
と裕太くんは小さく頷いた。
青学で私が勧誘した時は断ってテニス部に入らなかったから気まずいんだろう。
裕太くんの気持ちを和らげようと、すぐ話を変えた。
『どう？テニス楽しい？』
「！…あぁ、楽しいよ。俺レギュラーとして出るんだ。それで兄貴に…」
裕太くんは途中で話すのをやめた。
兄貴に勝つ…と言おうとしたのだろう。でも兄貴は青学、Aも青学だ。に少し躊躇いを感じたらしい。
そんなこと気にしなくていいのに…
『お兄ちゃんを倒したいんでしょ？頑張ってね！』
「えっ、A 応援してくれるのか？」
裕太は目を丸くしながら言うと、Aはニコリと答えた。
『うん！だってお友達だもん！』
「そ、そっか…そうだよな！ありがとうA」
裕太くんは少し悲しい表情をみせた。
応援してあげたのにどうしたんだろう？
すると、後ろから誰かが来て裕太くんに話しかけた。
「おや？裕太くんに彼女がいるとは」
その彼はテニスの試合なのに制服を着ている。
「違いますよ！？観月さん！」
「んふっ分かってます。青春学園テニス部マネージャーのAさんですよね」
『はい。でもなんで…？』
選手の名前はまだしもマネージャーの名前なんて覚える人はいないはず。
「えぇ、まぁ。僕はマネージャーなので相手のチームの事について調べていますから」
『そうなんですね！すごいです！』
私は素直に感心してしまった。
私なんかマネージャーの仕事を覚えるだけで必死だったのに……。相手のチームまで調べるとは…流石だ。
「それより裕太くん、もうすぐ試合が始まりますよ。」
観月さんは急かすように裕太に言った。
「あっ！忘れてました！じゃあな、A」
そう言って裕太くんは走って行った。
「Aさんも青学の試合は既に始まっていますよ？」
『あっ！そうでした！すみません！ありがとうございます！！』
慌てすぎて頭に浮かんだことを勢いよく話してしまった。
『あ…えっと…失礼します！』
Aは少し恥ずかしくなり、その場を走って去った。
「んふっ、騒がしい方ですねぇ」
______
あけましておめでとうございますっ！
12月からこの作品の投稿を始めて最近はランキングが付いたり、たくさんの人に見て貰えるようになり、とても嬉しいです- ̗̀ ♡ ̖́-
これからもシクヨロでお願いします♡
皆様にとってステキな1年になりますように。
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ぽぱい(プロフ) - 名無しの漫画好きさん» 読んでくださりありがとうございます！( > < )新しいネタが出てきたら書こうかなと思います！ (9月1日 17時) (
レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの漫画好き - めっちゃ面白いです！もしよかったら、他にもテニプリの作品を作ってほしいな❤️なんて。生意気言ってすみません(＞人＜;) (8月28日 22時) (レス) @page1 id: 7537c863d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぱい(プロフ) - とりあえず名無しさん» わー！間違えてました！報告ありがとうございます！それに褒めていただけるなんて恐縮です…( ; _ ; )♡ (2023年1月6日 23時) (レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
とりあえず名無し(プロフ) - あ、突然すんまそん。もしかしたら阿久津じゃなくて亜久津かもです！あとこの小説めっちゃ面白いです！これからも応援してます！ (2023年1月6日 22時) (レス) @page31 id: 8d884a290d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぱい | 作成日時：2022年12月15日 23時
