検索窓
今日:46 hit、昨日:7 hit、合計:59,210 hit

2話 ページ3

次の日、ぞろぞろとレギュラー陣がコート内に入ってくる。

それによってコート内にいた1年生がざわざわとする。

2、3年生は慌てて、「「ちぃーす!!!」」と声を上げた。


「Aちゃーん!久しぶりぃ!俺たちがいなくて寂しくなかったかー?」

菊丸先輩が私を抱きしめ、頭をよしよしと撫でてきた。

『きゃ、菊丸先輩!髪の毛ボサボサになっちゃいます!』

「こら、英二。やめろ、Aちゃんが困ってるだろ」

そんな菊丸先輩をすかさず大石先輩が止めてくれた。

「わっ、Aちゃん。ごめんにゃ?」

菊丸先輩は私を解放して、謝った。

私より背の高い彼がなんだか小さく見えて、思わず甘やかしてしまう。

『苦しかったけど、大丈夫ですよ。先輩達がいなくて寂しかったので会えて嬉しいです。』

「にゃー!聞いた?!大石!寂しかったって!」

「ああ…よかったな。」

大石先輩は呆れていたが、心做しか口角が上がってるようにみえた。


「おい、何をしている。レギュラー陣は軽く打ち、ウォーミングアップだ」

手塚先輩がやってきて、レギュラー陣に言った。

「はいよっ」
「りょーかい」
「あぁ」「うす」など

それぞれ返事をして、ボールを打ち始めた。

その光景を見てリョーマ以外の1年生は全員驚く。

「すげぇ…全員どこにロブ出してもすべて…正確にカゴに返している!」

「あんなスマッシュ練習見たことねぇ!あれが青学のレギュラー陣か___!!」





スマッシュ練習を続けていた時、
大石先輩が大きい球を打った。

その球は越前くんの元に飛んでいく。

すると、越前くんは軽く跳び、ラケットをあげた。
そして、打ち落とした球を見事正確にカゴの中に入れたのである。

「あんがい簡単だね。」

レギュラーではない2年生すらも到達できない技術を越前は簡単にやってのけた。

『わ…すごい…』

無駄がなく、軽い身のこなしがとても綺麗だった。

3話→←1話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
190人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぽぱい(プロフ) - 名無しの漫画好きさん» 読んでくださりありがとうございます!( > < )新しいネタが出てきたら書こうかなと思います! (9月1日 17時) (レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの漫画好き - めっちゃ面白いです!もしよかったら、他にもテニプリの作品を作ってほしいな❤️なんて。生意気言ってすみません(>人<;) (8月28日 22時) (レス) @page1 id: 7537c863d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぱい(プロフ) - とりあえず名無しさん» わー!間違えてました!報告ありがとうございます!それに褒めていただけるなんて恐縮です…( ; _ ; )♡ (2023年1月6日 23時) (レス) id: 345af002c8 (このIDを非表示/違反報告)
とりあえず名無し(プロフ) - あ、突然すんまそん。もしかしたら阿久津じゃなくて亜久津かもです!あとこの小説めっちゃ面白いです!これからも応援してます! (2023年1月6日 22時) (レス) @page31 id: 8d884a290d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽぱい | 作成日時:2022年12月15日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。