【旅立ちの日に】 ページ34
桃
新年明けてすぐ横アリと大阪城ホールでのコンサートを終えた俺らは、初夏に始まるファーストツアーに向けて準備を進めてた。
新年のコンサートのときから、学生組やった俺らふたりは卒業スレスレ。
Aも俺もどっちも一月の時点では卒業出来るか微妙なところやったから、もはや這ってでも学校には行かないといけなかった。
中でも学校が京都やったAは仕事が終わっても学校が遠くて行けないとか、仕事がある日はかなり早く学校を出ないといけない。
毎日のように「瞬間移動したい」なんて言ってた。
最終的には出席日数をレポートとテストの点数で補ってどうにか卒業要件を満たしたのは俺もAも卒業式の二週間前のこと。
そのことをお兄ちゃんたちに伝えると、もちろん心配しててくれたみたいで、心の底から良かったと言ってくれた。
*「さすがにこんなに補充したんは前代未聞やでって、先生たちからめっちゃ言われたぁ、」
桃「俺も、卒業できひんと思ってたぁ、」
紫「ふたりともほんまに頑張ったなぁ？」
卒業祝いと称してリハーサルの後にちょっとイイとこのご飯に連れていってくれたお兄ちゃんたち。
もちろん六人で俺らふたりに奢ってくれた。
六杯のビールと二杯のジンジャーエール。
そのグラスの音が響いたとき、本当にいいメンバーに恵まれたなと思った。
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春(プロフ) - さきさん» 初めまして。丁寧なコメントありがとうございます。2は加筆修正作業をまだしているので、パスワードを付けさせてもらっています。もうしばらく待っていただけると嬉しいです。すいません。 (2018年12月23日 17時) (
レス) id: 9cacd0005c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 初めまして。ここで聞くのも失礼かと思いますが、僕らと彼女2を読みたいのですが、パスワードが分からないので、教えて欲しいです。 (2018年12月23日 15時) (レス) id: 764363980f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2018年6月6日 11時
