僕 ら と 彼 女

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赤



八人でのデビュー発表を控えた公演初日。

ステージ裏では関西ジュニア特有のあの円陣を組んで、気合いは十分やった。



全員ビビりまくってたし、緊張でおかしくなってたけど、お互いのそんな姿をみたら可笑しくて笑えた。

衣装合わせで初めて見たAのスカート衣装にはまだ見れないけど、それすらも面白い変なテンション。



赤「やっぱAのスカート見慣れへんねんけど、笑」

*「私もなんかスースーして気持ち悪いもん、笑」



東京ではまだまだな俺らのお披露目。



関西ジュニア魂なんかな、ここでも爪痕残したろうって気張ってる俺らはどこまでも貪欲。



紫「オーディションの合格者を発表する、重岡大毅、桐山照史、中間淳太、小瀧望、そして春風A…」



物語はオーディションのシーンから。

それぞれが名前を呼ばれて、セリフを言う。



そこからは役に没頭してた。

神ちゃんとの感傷的なシーンは思わず涙が零れてしまいそうになったし、最後になにわ侍が集結した時も震えた。



リアルのようでリアルじゃない話。



黄「俺たちがっ！」

「「「ジャニーズWEST！」」」



僕らは八人でのデビューを掴んだ。

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