【僕らが守りたい】 ページ6
赤
あの日、マネージャーからAが切られたと言われたその日から、ずっと考えてた。
まるでお人形さんみたいに綺麗な笑顔だけを浮かべているAは、前みたいにもう無邪気には笑ってくれへんのかなって。
それよりも、俺らはAに頼って欲しかったんやと思う。
関西ジュニアの仲間として、それよりも深い関係の7WESTのメンバーとして。
そのちっさい体で抱えてた物を俺たちに分けて欲しかった。
だから、Aがずっと「追いつきたいし、追い越したい」と言っていた例の女の子のグループが不祥事起こした時。
静かに、ひっそりと誰にも気付かれないように泣いていた" 彼女 "をもう放っておこうなんて思わなかった。
赤「A、泣くんやったら俺らの前で泣け。独りで泣くな。俺らはグループやねんから。」
濱田くんに教えてもらった、レッスンスタジオの非常階段。
案の定そこには、声を殺して泣く小さい背中があった。
緑「Aには俺らが居る。Aのこともう独りにせんから、その背負ってるもん分けてや。」
今まで聞いたことも無い、神ちゃんの優しい声がスっとAの心に溶けたんか、小さい、か細い声やったけど、確かに" 彼女 "はこう言った。
*「…みんな、っ、助けてっ、」
やっと、Aの「助けて」が聞けた。
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春(プロフ) - さきさん» 初めまして。丁寧なコメントありがとうございます。2は加筆修正作業をまだしているので、パスワードを付けさせてもらっています。もうしばらく待っていただけると嬉しいです。すいません。 (2018年12月23日 17時) (レス) id: 9cacd0005c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 初めまして。ここで聞くのも失礼かと思いますが、僕らと彼女2を読みたいのですが、パスワードが分からないので、教えて欲しいです。 (2018年12月23日 15時) (レス) id: 764363980f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2018年6月6日 11時