【サプライズは突然に】 ページ28
白
朝、寝ぼけながらマネージャーさんの車が来る三十分前に起きると、家族がニヤニヤしてた。
*「お、おはよう、なんか怖いねんけど?」
大学に通う兄は上京中だから、お父さんとお母さんふたりニヤニヤしてる訳だけど、それはそれは奇妙な光景。
「「A、誕生日おめでとう!」」
この言葉を言われるまでは。
*「あ、忘れてた、誕生日だ、今日。」
母「だろうなぁとは思ってたけど、ほら今日もお仕事でしょ?朝ごはん出来てるから早く食べよっか?」
父「帰ってきたら、いつもの店でケーキ買っとくから今日も仕事がんばって来いよ?」
そう言われて、朝いちばんに渡されたプレゼントを大事に部屋の引き出しにしまって、迎えの車に乗り込んだ。
何となく今日は特別な日になる予感。
マネ「春風さん今日はいつもより元気ですね。」
*「なんかそれいつもは元気ないみたいな言い方じゃないですか、笑」
マネ「いやいや、なんか嬉しそうな感じというか、」
*「恥ずかしながら今日、誕生日でして。」
そう言うと、納得したように「やっぱり!」と言ったマネージャーさん。
馴染みのある松竹座に入ると、楽屋には既にメンバーが集合してて、挨拶を交わす。
至って普通。
まぁいいけどね、自分でも忘れてた誕生日だし。
でもちょっと寂しいかも、と思いながら始まった打ち合わせに耳を傾けた。
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春(プロフ) - さきさん» 初めまして。丁寧なコメントありがとうございます。2は加筆修正作業をまだしているので、パスワードを付けさせてもらっています。もうしばらく待っていただけると嬉しいです。すいません。 (2018年12月23日 17時) (レス) id: 9cacd0005c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 初めまして。ここで聞くのも失礼かと思いますが、僕らと彼女2を読みたいのですが、パスワードが分からないので、教えて欲しいです。 (2018年12月23日 15時) (レス) id: 764363980f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2018年6月6日 11時