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Side 百
「久しぶりだね、千。ダメじゃないか百くん困らせちゃ。」
「お前が…お前が突然姿を消すからじゃないか!もう二度と会えないかと…!」
「心配かけてごめんね。小鳥遊社長に拾ってもらって、今はこの子達の事務所で働いてるんだ。」
驚くことに、万さんはIDOLiSH7の事務所で働いていると言う。
あの頃より伸びた髪。
前髪で傷を隠して、伸びた髪を一つに結んでいる。
リクルートスーツを着た万さん。
「俺、万さんのファンでした。憧れだった万さんの代わりに千さんの隣に居て良いのかって、おれ、ずっと…っ」
今までの思い出が、走馬灯のように蘇ってきて
涙が出てきてしまう。
そんな俺に万さんは、なんて事ないように感謝をしてくれる。
「何を言ってるんだ。当然じゃないか。君のおかげで千は音楽を続けてくれたんだ。感謝してるよ、ありがとう、百くん。
「ありがとうだなんて、そんな!」
「万。僕を恨んでないのか。僕を庇って怪我をして…。なのに僕だけが成功して。」
「馬鹿にするなよ。俺をそんな男だと思ってるのか?」
「違う!」
「分かってるよ。俺の分も背負って歌ってくれたんだろ。」
「お前と作ったRe:valeをこの世から消したくなかったんだ。」
「もうRe:valeはお前と百くんのものだよ。
今が本物のRe:valeだ。
胸を張ってもう迷わないで。誰よりも大きな声で2人に声援を送るよ。
だから君たちも、自信を持って君たちの声を聞かせてくれ。
楽しみにしてるよ。」
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なつめみく - あっれぇ、、??意外とシリーズ多い?なんかめちゃくちゃ沼っちゃって少ししか時間たってないのにもう4まで来てたなぁ。がちでこの神作にはぬまりますよ、!! (10月5日 18時) (レス) @page21 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハナ | 作成日時:2023年9月7日 22時