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Side you
気づけば春原くんとの出会い、
それからその後の過去を大神さんに話していた。
誰かに聞いてもらいたかったのかもしれない。ずっと。
けど、声に出して言うと
まだ心の傷が痛む時があって。
今も気づいたら少し泣いてしまっていた。
それでも大神さんは静かに聞いてくれていて、
最後には「ありがとう」と「頑張ったね」って言ってくれた。
少しの沈黙のあと、大神さんはゆっくり昔の話をしてくれた。
「俺が、Re:valeだったのは知ってるよね？」
「はい。」
「高校生の時に千と出会って。あいつほんと無愛想でさ、めちゃくちゃでトラブルも絶えなかった。」
「そうだったんですね。」
「うん。でも音楽には人一倍真摯に向き合ってた。そこから一緒に音楽をやって。踊るようになって、徐々に人気が出て来て………。とても楽しかった。でも少しずつ考えに違いがでてきたんだ。」
「違い？」
「そう、俺は裏方の仕事に興味を持ち始めてね。そんな時あるプロデューサーがデビューの話を持ちかけて来たんだ。」
そこからは春原くんにも聞いた事件の話。
大神さんの治療をするために、
一度は断ったプロデューサーのところに行こうとしてた。
そんな千さんを止めたくて離れたって。
絶対千さんは音楽をやめないって確信があったみたい。
支えてくれたのが春原くんだったのは驚いたらしいけど。
「なんで、私に話してくれたんですか？」
「なんでだろう。きっとAちゃんのこと妹みたいに思ってるところがあって、おせっかいやいちゃいたくなるんだよね。笑 それに…俺も俺で言葉にして吐き出したかったのかも。」
「春原くんのことは、どう思ってるんですか？」
「感謝しかないよ。もうRe:valeは彼らのものだ。俺はどんなことがあっても、応援し続けるよ。」
やっぱりこのままじゃだめだ。
このままで良いわけない。
春原くんには元気になって欲しい。
歌ってほしい。
そしてお互いの気持ちを話してほしい。
でも、私からは言えない。
だから、少し仕掛けをするのを許して？
2人だけの打ち上げ話大会が終わると、
夜遅いからと家まで送ってくれた。
もし本当に辛かったらスケジュール調整するとまで言ってくれた。
でもそこはプロとして仕事を全うしたいから
いつも通りでいいとお願いした。
どこまでも気遣いができる優しい大神さん。
家の前で別れて
私はある人に電話をした。
「あ、もしもし。ナギくん？」
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なつめみく - あっれぇ、、？？意外とシリーズ多い？なんかめちゃくちゃ沼っちゃって少ししか時間たってないのにもう4まで来てたなぁ。がちでこの神作にはぬまりますよ、！！ (10月5日 18時) (
レス) @page21 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハナ | 作成日時：2023年9月7日 22時
