# 3 ページ4
・・・・・
『エル、人数比でこちらが圧倒的に不利よ。素手だと撃たれたら終わりだから最初は銃を構えて』
「ほいほい、じゃあたしは女担当するわ」
『私は男ふたりってわけね』
「ちゃっちゃと女殺ったら加勢するから待ってな」
屋上へ続く扉を2人で挟み、様子を伺う。すると、
「誰かいるのか」
エルが足の位置を変えた音で気付かれた。
(まずい、不利に不利が重った!)
近づいてくる足跡で覚悟を決め、黒いフードを深く被りエルと顔を合わせてタイミングを計る。
2人同時に拳銃を構えた。
「手を上げろ!」
『その場を動くな、お前たちのことは調査済みだキール、バーボン、スコッチ』
「なんだ、君たちは…!」
『エル!』
「はいよ!」
近づいてきた男のキャップをエルがはたき落とす。
『金髪…バーボンか』
「んじゃそっちがスコッチか」
[気をつけて、バーボンは相当な手練れよ。スコッチも狙撃が有利みたい]
キールとバーボンは顔が見えた。
バーボンは、見覚えのある顔によく似ていた。
スコッチはまさか、
「あなたたち、何者!?」
キールが慌てたように聞くので、それを面白がったエルが吐き捨てた。
「私たちは、殺し屋よ」
・・・・・
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sim__39(プロフ) - 私もミスかもしれないのですが、名前が主人公になったままになってしまいます、、 (2022年7月1日 15時) (レス) @page7 id: cc6cd8f438 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:春風 | 作成日時:2022年6月21日 16時