姫と王子と怒りのモフモフ 2 ページ20
「…?」
「姫?!何故そこに!」
「王子は?!王子はどうした?!」
「…」スッ
「あ!中にいた!さすがに2人で登ったら危ないもんな!!(?)」
「それより!さっきそこ綺麗にしたんだぞ!」
「一体何して…」
「…もごもご…」
「「へ?…なんて??」」
「…ふひはひふひ」※虫が憎い
プーン
「『……』」
「『…あ』」
〈虫に…〉
《刺されてる…!》
『いっぱい刺されてる…かゆ…うざ…』
「なんてこと…!気づかなければよかった…!」
『気づいた途端に痒いよね…うざ…』
「『王国ではこんなこと無かった…』」
『うざ…』
「「姫様、王子様、おはようございます!」」
「『…ん』」
「『…ふぁ…ふぁー…』」
プーン
「…む」
『うざ…』
《ベッド横の窓スカスカ…上の窓スカスカ…鉄格子スカスカ…》
『うざ…』
〈魔王城…部屋の機密性が悪すぎる…!〉
〈このままでは数日中に私の肌は…ドット柄…!〉
《多分姉より僕の方が先にドット柄だと思う…》
『うざ…』
‘……そうだ…蚊帳…!’
“…王国には蚊帳があったんだっけ…”
「『…よし…なければ作ろう』」
{クエストー虫に刺されないための蚊帳ー}
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作者名:くまろばら | 作成日時:2020年10月24日 16時