１，出会い ページ3
ある雨の夜、日付が変わる少し前。
残業が終わり家路につく途中。
雨の中。公園のゴミ捨て場にボロボロの男が捨てられ？倒れていた。
関わると碌な事がないと思いスルーして家に帰ったがやっぱり気になって仕方がなくて、
傘を２本持って公園のゴミ捨て場へ急いだ。
まだ、ゴミ捨て場で倒れていた男性に声をかけた。
『あの〜、だ、大丈夫ですか？』
声をかけるが返答はなく、先程より少し大きな声でもう一度声をかけてみる。
『あのッ！大丈夫ですか？？』
すると、
「あ”ッ」
と低い声で睨まれた。
少し怯みながらも傘を差し出そうとすると、おもむろに立ち上がりだし、どこかへ行こうとした。
が、体がスローモーションのように私の方へと傾き出した。
『えっ！！ちょっと！！』
とっさに差していた傘を放り投げ彼の体を支えた。
ここに放置するわけにもいかず、私の倍ほどの身長の彼を半ば無理やり引きずるように家へと連れ帰った。
周りから見れば私のほうが不審者だろう。
家へ付きとりあえず、ソファへと放り投げタオルである程度拭いてやり、自分も風邪を引かないようにお風呂へと向かった。
〜レン ｻｲﾄﾞ〜
俺は雪乃組の構成員でいわゆる極道だ。
けど、一人で仕事で街を回っているときに、よその組の奴らに襲われた。
なんとか立ち回っていたけれど、大人数対一人じゃ分が悪くて、ボコボコにやられてそこら辺の公園のゴミ捨て場に放り投げられた。
立ち上がって組へ帰る気力もなけりゃ、動く元気さえない。
力なく倒れていると、
［みて、ヤクザよ。怖い。］
［こんなところに来んなよ］
と通行人が遠巻きに俺を見ながらコソコソ陰口を叩いている。
どれくらい時間が立ったかわからないがしばらくすると、声を掛けられた。
『あの〜、大丈夫ですか？』
とビビりながら声を掛けてきた。怖いなら関わんじゃねぇよと思い無視していると
さっきより少し大きな声で
『あのっ！大丈夫ですか？？』
といってきた。
「あ”ッ！」
と少し睨むとどっか行くだろうと思い睨む。
それでもビビりながら傘を差し出そうとする。俺がどこかへ行こうとダル重い体を起こして立ち上がったときに長い時間雨に打たれていた体は限界を迎えていて、意識を飛ばした。
次に目を覚ましたときは組の屋敷ではなく、見知らぬ部屋でキョロキョロしていると声を掛けられた。
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華音(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。亀更新で申し訳ないですが、続きを楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。これからもよろしくおねがいします。 (2022年6月10日 13時) (
レス) id: 9222d93046 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！凄く面白くて大好きです！！私は、めめと阿部ちゃん推しです！！このめめ格好いいです！！続き楽しみにしてます！！コロナで大変ですが、お体には気を付けて下さいね！！ (2022年6月9日 17時) (レス) @page23 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - rinaboyaさん» コメントありがとうございます😁楽しみにして下さって嬉しいです。亀更新ですが待っていてくださると嬉しいです。これからもよろしくお願いします😌 (2022年6月8日 6時) (レス) id: 9222d93046 (このIDを非表示/違反報告)
rinaboya(プロフ) - ほんとに面白いです！！極道の世界線の雪男達最高です！！今後も楽しみです！これからも頑張ってください！！ (2022年6月7日 18時) (レス) @page29 id: a9150a3a31 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - コメントありがとうございます！更新をお楽しみにお待ち下さい!教しえてくださりありがと (2022年5月13日 0時) (レス) id: 9222d93046 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華音 | 作成日時：2022年5月9日 12時
