フードかぶってる自称ブスは美人で金持ちで【青城】 (ページ16)

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11日目ページ16

後数分…後数分で戦いが始まる…

「あのAさん、本当にいいんですか？」

「いいです…むしろお願いします赤葦さん！」

「じゃあ行きましょうか」

そして私たちはみんなが集まっている食堂へ向かった。

歩いている途中、叩いてしまった他校の先輩にあった。

「あの！さっきはほんとすいませんでした！えっと…」

「二口、伊達工業の二年。まぁ名前を覚えてないのは人数多いからいいけど叩いたのはグミ奢ってもらわないと気が済まないかなぁ～」

「奢ります！奢らせてください！」

「おい二口！なに他校の後輩に奢らせようとしてるんだ！…ほんとごめんな、じゃあまた後で…
ほら行くぞ！」

「ちょっと茂庭さん！押さないでくださいよ！」

おぉ…あの人は茂庭さんっていうんだ…そして叩いた方は二口さん…

よし覚えとこう…

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そこからはすぐに食堂についた。皆さん席に座ってこちらを見てる…

すっごい怖いなこの状況！

「じゃあ説明してもらおうか？」

そんな急かさなくてもするわ！

「…私、花京院Aは…赤葦さんに将来仕える者です。」

「「「…は？」」」

「この方は赤葦グループの跡取り息子なんです。」

「いやいやちょっと待てあかーし！お前金持ちだったの！？」

「まぁ率直に言っちゃえばそうなるんですかね？」

「ちょっと待ちなよ！及川さんには赤葦くんがあなたにお仕えできるなら的なことをいってたきがするんだけど！？」

「それは…あなたにお仕えしていただけるならと言ったんですよ及川さん」

「おい！じゃあフードの件はどうなんだ！？」

「それは…しきたりですね」

「はぁ？」

「赤葦家に仕える人間はフードを被ってなくてはいけないのです！
もうこんな時間ですし私たちは先に戻りますね！ではさよなら！」

私はダッシュで赤葦さんとその場を離れた。ちょっ待て！なんて声は聞こえてないです。

無駄なこと聞かれる前に逃げた方が絶対いいしね！

「うまく騙せたと思います？」

「さぁ…？及川さんとか黒尾さんとかは気付きそうですけど…」

そうか…あの二人無駄に観察力高いのか…

うまく騙せてるといいんだけどな…