０２ お試し期間 ページ3
A side
少し前にママが 私に
今お付き合いしてる方に会って欲しいって
言った時は 正直 驚いた。
でも それより 今の方が100倍驚いてる
「3人とも 同じ高校なのよね？」
「あ、うん…治くんっと、侑くん。や、やっほう」
「お、おう」
「…っ！あぁ そういや同クラやんな！」
突然の事に 明らかに目が泳ぎまくってる 治くん。
そして 学校の制服を着てる私の 顔ではなく胸元を見て
私が 誰だか気づいた様子の侑くん
どこで 認識しとんじゃいコラ
*
しばらくしてステーキが 運ばれてきたけど
食べ始めたのは侑くんだけ。
治くんだって お腹がすいてるだろうに
全く食事に手がつかない…のも無理はない。
『結婚前提に真剣に付き合ってて…
僕達、一度 同棲してみようと思ってるんや』
なんて言われて 驚かないカレカノがどこにいる…
年頃やし無理せんでええよ、なんて言われたけど
2人の顔には『同棲したい』って書いてある
「あの…えっと、同棲は…」
正直 色々思うことはあったけど
ママには 色々苦労をかけてるという責任感から
私を気にせずに 幸せになって欲しくて つい、
「なんだか 家族が増えたみたいで 楽しみです！！
ね！！？ 治くん侑くん！！！」
と 答えてしまった。
「俺は別に部活続けられるんやったら何でもええよ」
「まぁ…ツムとAがええなら。」
こうして 勢いで答えてしまった結果
とりあえずまずは 来週１週間 宮家で過ごすことに。
ひと段落ついて、ママも浩史さんも嬉しそうに
ようやくご飯を食べ始める
ひとり ボーゼンとするなか、スマフォのバイブ音が
したので ポケットから取り出してみると
目の前にいる治君からのメッセージだった。
『まだ チューもしてへんのに同棲は早ない？』
「なななな何言ってるの！！！」
つい立ち上がって口にしてしまい、慌てて座り直す。
「どないしたん、Aちゃん」
「い、いえ、なんでもないですっ！すみません急に」
顔から火が出る気分で 前の席を軽く睨む。
声を殺して笑っている治くん相手に
今度はちゃんと メールで返す
『やっぱ やめるよ』
そう打てば 直ぐに返信が来た
『あかん 一緒暮らそ』
また 顔をあげれば 対面当初とは
打って変わって なんだか嬉しそうな治くんの顔。
(あぁ この調子で １週間も心臓持つかな…)
まだ この時の私は治くんとの事ばかり考えてて
これからの侑くんとの関係 なんて何も考えてなかった。
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くまとも(プロフ) - 結局どういう関係になったのか気になります… (2022年3月26日 12時) (
レス) @page31 id: d164243b11 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - 最推しと同棲できる世界線どこ？(ここです) (2022年2月26日 6時) (レス) @page9 id: 9a5d2125ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクサくぱんだ
| 作成日時：2020年8月18日 23時
