お見舞い ページ23
「＿＿＿＿ん…＿ちゃん」
「んん…頑張、 たぬきち…チベスナなんかっ、
負けるな…」
「ちょっと？ なんの夢見てんの(笑)」
「…？ひぃぃぃぃ！！！！！」
夢で キツネとタヌキが押し相撲をしていて
…しかもすっごく倫くんに似てるキツネでね。
タヌキさんが 押し倒されそうになったところを
ギャラリーにいた私が必死に応援してたところ
誰かから呼びかけられる声で目を覚ました。
目を覚ましたら覚ましたで
また目を覆いたくなるような光景。
「…ナゼココニ」
「2組にいなかったから、ここかなって。」
倫くんが 目の前にいる。
「…ごめん、今はちょっと帰ってほしい」
「Aちゃん、朝のは」
「…帰ってってば。」
声が震えて、多分泣きそうなのバレバレ。
倫くんがはすごく苦しそうな表情で私を見てくる。
「Aちゃん…」
「…タヌキでいい。本命の子だけ名前呼びしなよ。」
「じゃあ このままでいいよ。Aちゃん 本命だから。」
その言葉で 私の中の感情が
悲しみよりも怒りの方が勝ってしまう。
「っ…もう嘘つくのやめて！！
全部 本気にしちゃうんだよ、好きなんて言われたら
なおさらっ…信じちゃうんだよ、
私…ずっとずっと倫くんのこと大好きなんだったから！」
目から涙をこぼしながら、角名くんを睨む。
「…兄弟いるって嘘吐いたのはごめん。
でも それ以外は全部本音で…
その…っあーーーっ、」
急に頭をクシャクシャと書き出して
ポケットから 箱を取り出した倫くん。
「…なにこれ？？」
「…ほんとはもっとスマートに
渡すつもりだったけど…。」
んんっと咳払いをして 箱の包装をあけだす倫くん。
「うそ…」
中には あの日私が可愛いって言った
ブレスレットがある、しかも
ペア。ピンクと青、2つあるんだ。
「3週間遅れだけど…誕生日プレゼント。
それでさ、」
片膝を地面につけて、私の右手を握る倫くん。
「来年は…彼氏として祝いたいから
俺と 付き合ってください。」
「……え？？？？？」
倫くんからのプロポーズじみた 2度目の告白に
脳内パニックをおこす私。
涙なんかとうに引っ込んでしまっていた。
「え？告白？ん？また？？え？」
「…あのさ、Aちゃん
多分 勘違いしてるっていうか…
俺とAちゃんの間で 色々捉え方が
違ってるんだと思うんだけど、
俺 まだ告白してないからね、Aちゃんに。」
「……ん？？？」
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サクサくぱんだ(プロフ) - 良茶さん» 大丈夫！ありがとうううう！！！そう言って貰えて嬉しいです（*＾＾*)頑張りまっす！！ (2020年4月9日 8時) (
レス) id: 2196933084 (このIDを非表示/違反報告)
良茶 - なんかまた変になったけどコメ大丈夫かな…？完結おめでとうううう！！！！好き好き！！よっ！角名倫太郎！！んふwとかｵｯﾎﾎってなりがから読んでた！次回作も楽しみにしてますねー！！ (2020年4月8日 22時) (レス) id: a53146c64b (このIDを非表示/違反報告)
サクサくぱんだ(プロフ) - オムオムレツレツさん» 顔面爆発ですか！？！？嬉しすぎて私も爆発してしまいます笑 良いですよね、、新デ〇ビ〇ョン勢も負けず劣らずの人気で嬉しいです(誰目線) ありがとうございます！頑張ります(;_;) (2020年4月8日 21時) (レス) id: 2196933084 (このIDを非表示/違反報告)
サクサくぱんだ(プロフ) - 幸ぴろさん» 白髪ヤクザ…！！分かります、中の人も最高に好きです笑笑 稲荷崎戦楽しみですよね！！ (2020年4月8日 21時) (レス) id: 2196933084 (このIDを非表示/違反報告)
オムオムレツレツ - 作者氏の書く角名くんが美しすぎて顔面が爆発しました。これからどう生きていけば良いのでしょうか。私も腹痛空港（自粛）好きです。糸目のお笑い芸人も好きです。作者氏の小説を読むと全細胞が活性化します。これからも頑張ってください。応援しております。 (2020年4月8日 16時) (レス) id: 055e48adc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクサくぱんだ
| 作成日時：2020年4月4日 14時
