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初めてながら取材はどうにか上手くいった。2人とも気さくで面白く、野球やチームへの思いを熱く語ってくれた。
「南條さんのおかげでよい特集になりそうです！」
『ありがとうございます！』
「またお願いしますね」
『はいっ！』
プロデューサーさんにもお褒めの言葉をいただき、心底ほっとした。軽く挨拶をして楽屋に戻る。
『どこ観光しよっかなあ……』
1泊2日の滞在で大方の仕事が終わっている。岡崎には2日目の夜に戻る予定だから、フリーなんだよなあ……。
そんな時だった。トントン、とドアがノックされたのは。
『はーい』
「やっほー」
中に入ってきたのはさっきぶりやな、とチャラい西川さんと、
「すいません、こいつが南條さんに会うって聞かなくて……」
苦笑いの中島さん。
「悪いやつじゃないので許してください……」
『いえいえ、私は全然……』
といいつつ、会いたくなかったなあ……と。
悪いやつじゃないのも知ってる。むしろめちゃくちゃ良いやつで、友達思いだってこともよく分かっているけど。
「なあ」
『な、何でしょうか……』
180はあろう身長、2倍も3倍も違いそうなくらい逞しい体。
The・アスリート体型の西川さんに152cmのちんちくりんが追い詰められたら……、ただただ怖いよ。後ずさりをすればあっちも同じだけ距離を縮める。
「そんなよそよそしくせんといて！ もう取材終わったやん！ 俺らの仲やろ！？」
『……』
西川さんは痺れを切らしたように私の腕を掴み、上下に揺さぶった。
「待って、2人とも知り合い？」
中島さんが混乱したように私達の顔を見比べる。
「そうっすよ！ 0歳からの付き合いです！」
ほお、と中島さんが目を丸くする。
「しかも小6から中3までずっと同じクラスやったんですよ！」
えっへん、と言わんばかりに胸を張ると、鍛えられた厚みのある胸板が服越しに盛り上がる。
「なのにこの態度！ 酷いと思いません！？」
「仕事やけん仕方ないっちゃないと？」
「もう終わったやないですか！」
この人24歳だったよね？
遅刻はするわ、駄々こねるわ、中島さん困らせるわ……
『……遥輝、私もう着替えて帰りたいんやけど』
「あかん。Aはこれから俺と焼き肉や」
『はい？』
ちょっと強引過ぎない！？ 勝手に決められたんだけど！？
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あおやなぎ(プロフ) - はるちゅんさん» ありがとうございます(^^) これからじゃんじゃん進めていくので楽しみにしていてください〜！ (2019年9月1日 23時) (
レス) id: c05e59e944 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - うおっ、最強！更新頑張ってください！お気に入りに入れます！ (2019年9月1日 22時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおやなぎ
| 作成日時：2019年8月29日 22時
