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よく知っている人のはずだ
だってずっと一緒に居た『お兄さん』の様に、
俺たちをずっと引っ張ってきてくれた
俺たちのいつも先頭を歩いて居てくれた
優しくて、ポンコツで、頼れる『最年長』
なのに、
「…よろしく」
目の前の人は誰?
恐ろしくなる程のオーラ
無表情な顔でただ一言そう言うと、
俺たちの前を離れていく
「やぶ!!」
いのちゃんの声だった
「何?伊野尾」
振り返りたずねる
目がなくなる笑顔で返される、訳じゃなくて
まるで睨む様な顔
「話…あんだけど…光も」
圧倒されながらもいのちゃんが2人を呼ぶ
「話し?」
やぶちゃんは少しキョトンとしながらいのちゃんを見てる
やぶちゃんとひかは目を合わせるとそのまま、太陽くんとしょおんくんを見る
「…悪い、俺たちこれから最終の打ち合わせするから…また今度にしてくれない?」
しょおんくんはそう言うと、ひかとやぶちゃんはテーブルの椅子に座った
「っ…わかった。今日は、よろしく」
いのちゃんはそう言うと小さく「行こう」と言いながら楽屋の扉を閉めた
楽屋の扉が閉まり、立ち止まる俺たちの背中を摩りながら自分達の楽屋へと連れていってくれたのは、
ゆうやと、大ちゃんだった
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作者名:Kanata | 作成日時:2019年9月17日 21時