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「ぼくさ、大野くん好きでさ
憧れてジャニーズ入って、
ちっちゃかったからチヤホヤされてて
大人とか年上の先輩のさ嫌な面とか見てさ
凄い嫌だったんだよね。
けど宏太とひかは違ってさ…
いーっつも僕達の事考えてくれてさ…
人見知りで話せないってわかっててさ…
先輩とかに会うといーっつもぼくのこと
『照れ屋で可愛いでしょー』とか言ってくれてさ
話の輪に入れてくれて…だからかなー
大野くんとは違う意味で憧れてた。
いつか人見知りなぼくみたいな後輩が居たら
ぼくから声掛けて、宏太みたいに輪に入れれる様な…気遣いができるよーになろーって」
チネンは少し悔しそうに、そして寂しそうにそう言った
「Ya−Ya−yahってさ、俺たちの壁だったよね
ジュニアでセブンが出来てさ、
超えなきゃって始めて合致したんだよね
人気は上がってって、いつの間にか注目されてさ、
ドラマとかに出たりしてさ…
けどYa−Ya−yah見るといっつも自分達と比べてさ
だから悔しかったんだよね。
早くデビューしたいって!!
薮くんがさ、Hey! Say! JUMPのデビューにストップかけたって噂で知ってさ…めちゃくちゃ悔しかったよね。
『お前らには早い』そんな風に思ってさ。
けど今考えたらさ、だからまだHey! Say! JUMPって居るんだって思った」
ゆうてぃは混在する記憶で今を話した
確かに、ずっと前に居た
デビューした先輩達に憧れながら
ジュニアではすぐ前に居た
手を伸ばしたら届きそうで、
それでいて届かない場所に立ってる
それがYa−Ya−yahだった
Ya−Ya−yahとのｗデビューが決まったと聞かされた時、やっと同等になれたのだと思った
やっと背中に手が届いた、そんな気がした
けどそれが1年後に伸ばされた
先にデビューしたYa−Ya−yah
事務所で囁かれる噂話
ネットやメディアでバッシングされる姿
それと同時に1年後のHey! Say! JUMPデビューは
注目され続けた
Ya−Ya−yahのバックで踊る中で何度も味わった
『手が届いた』と言う錯覚
必ず追い抜くという意地
ただ純粋に『憧れ』と言う気持ちから遠ざかる感情
同じ土俵に立てたと、デビューしてすぐ姿を消した4人
Hey! Say! JUMPに抜かれるのが怖くて
『逃げた』そうネットで見た時に湧き上がったのは
怒りと優越
華々しい道の中で再び現れた4人の姿
それは見た事もないモンスターになった姿
「さて、取り敢えず行こっか」
マネージャーの車そろそろ来るから
そう付け加えゆうてぃが立ち上がる
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作者名：Kanata | 作成日時：2019年9月17日 21時
