検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:29,613 hit

24 ページ27

そして俺たちら1年間日本を離れた

心身ともに限界になりながらも、
何故薮がそこまでJUMPに懇親的になったのか

まるで『Hey! Say! JUMP』を守ろうとする様に、
言葉をかけ動いていた
けれどJUMPは薮を裏切った
殴りそうになるのを止めたのは薮だった

『俺たちがデビューしたらYa−Ya−yah消えるんで』

闘争心というよりは、恨みや憎しみに近かったのかもしれない
デビューを邪魔された、彼らはそう考えたいた


『俺たちを超えてみろよ』

そう言った薮の背中は小さくも見え、
同時に決意したかのようにさえ感じた

留学中は一切メディアだけでなく雑誌への露出もしなかった
心身ともに疲弊仕切って、休息…そんな暇も与えられずただただあらゆるレッスンに一心不乱に取り組んだ



「お前さ、Hey! Say! JUMP守りたいんだろ?」

そうたずねると、薮は少し驚く様に俺を見た

「あの時も、今日も
Hey! Say! JUMPを解散させるかもって話は事務所で聞いたよ
それを辞めさせたいんだろ?
だからあーやってJUMPの闘争心に火を付けるような事やったんだろ?JUMPで1番負けず嫌いな山田を煽るような事して…
世間からは見せつけに映っても、お前ん中では違うんだろ?」

薮はHey! Say! JUMPを大切にしている
表立って可愛がるとかじゃない
けれどYa−Ya−yahでの活動の中、薮の中には常に『Hey! Say! JUMP』が居るように思う
携帯でよくHey! Say! JUMPのファンブログを見ているのも、部屋に行けば彼等のインタビュー記事の雑誌やDVDが隠すように置いてあるのも知っている
光や太陽は気付いていないかもしれないけど、
俺は知っていた

「なぁ、しょおん…俺たちが上を目指す限り、
Hey! Say! JUMPは俺たちを抜けない
いつか抜かれる日が来たら…そんときはあの時言ったみたいに…俺、辞める」

海外留学して日本に戻るまえ、
ホテルで薮と同室になった

その時『Hey! Say! JUMPにYa−Ya−yahが負けたら辞める』と言っていた
喧嘩にもなったが、薮は譲らなかった
だから俺は負けるものかとそれ以上に躍起になった

「はいはい、わかってるよ
けど俺だってそう簡単に仲間を辞めさす訳には行かない…だから抜かせねーよ」

そう言うと薮はメディアでは絶対見せないだろう顔で笑った

25可能性(side:inoo)→←23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
91人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , Ya-Ya-yah , 薮宏太   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Kanata | 作成日時:2019年9月17日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。