【番外編】私が死んだあの日 前編 ページ39
苦しい。
苦しい。苦しい。
苦しい。苦しい。苦しい…！！
体が
焼けるように熱い
頭が
割れそうな程に痛い
幼い私には耐え難い痛みだ
もがいて
誰も居るはず無いのに、必死に助けを求める
貴「ぅ…ぐぁあ……ッ！！」
一際激しい頭痛が襲い、それにどうにか耐える
すると、
だんだんと見慣れた家のリビングの風景が消え…
変わりに景色が見えた
それはそれは美しい景色
そして
＿＿＿＿＿声
誰かの声。
景色が変わる度、声も変わって
守れてよかった
そんな言葉を囁く
…優しい、記憶＿＿＿
それは、私の価値観を変えるのには充分すぎた
楽しい事が好きだった
親の影響だろうか
楽しければいい
私が楽しいなら 一緒に居る人も楽しい
そう思っていた
そして
もし出来るのなら
この記憶の様に＿＿＿＿＿
守りたかった
私の思う美しい景色
だんだんと意識が遠退いていく
貴「＿＿＿＿＿！！」
…ブツリ、と音を立てるようにして
次の瞬間、意識が完全にブラックアウトした
パチ、と瞼を開ける
そこは、真っ暗な＿＿そう、ただ暗い、だだっ広い場所だった
貴「…？」
ここは
どこ、だろう
そう考えながら辺りを見回す
？「目覚めたのか？…小娘」
貴「！？」
声が聞こえた。振り向くと、髪の長い女の人が立っていた
薊「私は薊だ。
…お前に問いたい。お前が見た記憶のように、何かを守ると云う決意があるか？」
じ…と、刺すような視線でそう聞かれる
答えは勿論…
貴「＿＿＿＿＿うん」
だ。
薊さんがフッと笑って、“それなら”と切り出す
薊「それなら、“目を閉じ”、そして“睨め”。小娘よ」
瞬間。
目が痛んだ
ズキズキと痛む中、薊に言う
貴「ありがとう…ござ…ゥグ…います…」
薊「別に構わん。私は昔、お前の先代に助けられた。その礼だ
あぁ、忘れていた…。
向こうに戻ったら、楯山アヤノと云う少女を訪ねるといい」
そこまで聞くと、私の意識はまたシャットアウトした。
＿＿＿＿＿
数日後。
私は薊さんの言う通り、楯山アヤノさんを捜していた
外見も教えてくれれば良かったのに…と呟く。
？「どうしたんだ？」
貴「んおっ！？」←
驚きの声()をあげながら振り返ると、緑色の髪を揺らして一人のおとｋ…いや多分女の子！が立っていた←
有り難いので道を聞く。
貴「楯山アヤノさんの家、探してる。」
？「何の用だ？」
貴「薊さんに言われて…？」
続く！
【番外編】私が死んだあの日 後編→←祝！１５０００hit突破！！
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華杏萌葱 - 尽さん» 気付けなくてすいません…。今、ログインしてる端末が手元になくて…。すっごい時間空いちゃいましたね…！本題ですが、そう言ってくれて嬉しいです！轟君のデレとか褒美でしか無いです←更新まったりやっていくので、これからも応援して下さると嬉しいです！ (2017年1月22日 2時) (
レス) id: a23c971960 (このIDを非表示/違反報告)
尽(プロフ) - 一回書いたやつが消えるとホント心折れますよね……面白いです！デレデレの轟くんが好きです！頑張ってください。 (2016年12月27日 14時) (レス) id: 407de71ff7 (このIDを非表示/違反報告)
華杏萌葱(プロフ) - 望無 絶歌@無気力悪魔ヴィラン@小悪魔りんごさん» 出来るだけ出せるように頑張ってみます！コメントありがとうございます！！ (2016年7月30日 17時) (レス) id: 00424553cc (このIDを非表示/違反報告)
望無 絶歌@無気力悪魔ヴィラン@小悪魔りんご - あ、公式じゃないけどみとりんの禁止看板もry (2016年7月30日 8時) (レス) id: 48a9418dfb (このIDを非表示/違反報告)
望無 絶歌@無気力悪魔ヴィラン@小悪魔りんご - とりまスピア・ザ・グングニル出してくだせぇ……！← あとはスーパーエゴとかイドの解放とか…← (2016年7月30日 8時) (レス) id: 48a9418dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華杏萌葱 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年5月21日 17時
