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そうして、皆が扉の先へと消えた後私たちはまだ、あそこの会場に残っていた
絵心「っし300人全員参加ね」
アンリ「では、絵心さんこの後は任せましたよ」
『…すみません…今じゃないとは思うんですけど…』
2人「??」
『絵心さん…』
絵心「何だ」
『さっきも言ったけど敬語好きじゃないから"甚ちゃん"って呼んでいいですか』
絵心「…好きにしろ」
『うっしゃじゃあ甚ちゃん決定ね!!』
絵心「フンッ」
アンリ「じゃあ私たちも向かいますか。」
絵心「あ、ちょっと待って。」
ガサゴソ
??何を探してるんだ…?
絵心「はい、晴香ちゃん」
『あ、私の?』
そう言われ渡されたのは目の前が見えないほどの書類。
『…なんですかコレ、めっちゃ重いんですけど』
絵心「全部選手たちのデータだよ。それ頭に叩き込んでねー」
『いつまでに』
絵心「今日中。」
『ハァ…(信じられないこの量を今日で!?300枚以上はあるよ…)』
絵心「じゃあ俺達も行こっか」
ーブルーロックー
『やっと着いたー!』
てか、ここ来る時も思ったけどここ、山奥過ぎない?もうこの街見下ろせるくらいだよ?
アンリ「というか…晴香ちゃんすごいね…」
『え?何が?』
アンリ「だって300枚以上ある書類をたった10分で覚えちゃうんだもの…」
『えへへーそうかなぁ( ◜ω◝ )』
絵心「おい、早くモニター室行くぞ。
『鬼ごっこ…?』
ーモニター室ー
絵心「やぁやぁさっきぶり才能の原石どもよ。
ここにいる12人はルームメイトでもあり高め合うライバルだ」
『…』
12人…つまりこれからやる鬼ごっこで1人
ここから見ているだけだから確証は無いけど…
ペナルティーエリアと同じくらいの広さね…
なるほど、そういう事か!
『((ボソッ…やるじゃん甚ちゃん』
甚ちゃんが説明をしたすぐに鬼ごっこが始まった。
そんな中私の目にとまったのは、選手でも、ボールでもないモニターに映される選手のイラスト…
『フハハハハ!これッ誰が書いたんですかww アハハハハ!』
絵心「…俺だが?」
『スゥッ…すみませんでした。』
そして、私はモニターに目を向ける。
『…』
潔「…違うな」
そういった後、潔 世一は怪我をしていた五十嵐 栗夢に背を向けた。
『((ボソッ…っし!』
そうだ…それが正解よ。潔 世一…
あなたはここに何をしに来たの、勿論
自分を変えるためよね?
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作者名:彗。 | 作者ホームページ:http://uranai.sui.luv.com
作成日時:2023年4月26日 16時