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ーレントゲン室ー
医者「こんにちは。」
『…こんにちは』
医者「えーっと今日は膝ですね。横から各脚2枚、仰向けで1枚、両膝を立てた状態で1枚の計6枚撮りますね。」
『はい…お願いします、』
ー撮影中ー
医者「…はい、大丈夫です。お疲れ様でした。またお呼びしますので待合室でお待ちください。」
『分かりました。』
なんだろうとても、嫌な予感がする…
ー20分後ー
看護師「黒羽さーん、黒羽晴香さーん、診察室1へお入り下さーい。」
この予感が気の所為でありますように…そう心の中で何度も祈ったがこの願いは
届かなかった__
『ガラガラ…失礼します。』
医者「どうぞお座り下さい。」
『はい…』
医者「黒羽さん単刀直入に言います。あなたは半月板損傷です。」
『半月板損傷…?』
医者「はい、レントゲンを見てわかる通りこの部分…半月板が損傷しているんです。」
『あの…!!サッカーは続けられますよね!?』
医者「…はい」
良かった…この一言を私は待っていたんだ
医者「ですが…もう今まで通りのサッカーはできないかもしれません…」
『えっ…?』
医者「黒羽さんの場合、半月板が酷く損傷しているんです。勿論、骨の損傷なので治るのですが…ここまで酷いのを見た事がないので…今まで通りのサッカーができるとは今の段階では断言をすることができないんです。」
『…そうなんですね』
医者「ただ、完全にできない訳ではなく、できないことは無いのですがその分大きな負担が体にかかります」
『…そうですか…ありがとうございます。』
医者「いえいえ、お力になれず申し訳ないです。とりあえず、日常生活に支障が出ないようにリハビリを行いましょう。」
『分かりました』
医者「では、お大事にしてください。」
『はい、失礼しました。』
そんな…もう今まで通りのサッカーはできないんだ…
これが嘘であればいいのに…
監督「…ハァハァ…黒羽ッ!!」
『監…督?』
監督「それで?診断結果は…?」
『半月板損傷らしいです。』
監督「半月板損傷…?」
ー説明中ー
監督「そうか…黒羽はこれからどうしたい?」
『サッカーを…』
辞めます。
こうして私は早くもスパイクを脱ぐことになった
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こんばんは!彗。です!
先程作ったばかりなのに、いいねとお気に入り登録、
お星様をありがとうございます!これからもぜひ楽しんでいってくださいね(*^^*)
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作者名:彗。 | 作者ホームページ:http://uranai.sui.luv.com
作成日時:2023年4月26日 16時