勝利の女神と青い監獄【ブルーロック】 (ページ3)

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結局、話の拉致があかなかったため、VARをすることになった。

ーVAR中ー

主審「…ﾋﾟｰｯ(イエロー、レッド共になし。)」

『えっ…嘘でしょ？』

悪質なタックルだと思われたものがイエローにすらならなかった。

モブ「ﾆﾔｯ…」

『(！！やっぱりあいつわざと…！！)』

だが今、主審に言いに行ったらこちらがイエローを貰う可能性が高い。

監督「…仕方がない。黒羽まだ行けるか？」

『はい。』

いいえなんて言える訳がない。アイツ(モブ)に勝たないと、そう思いながら私は立った。
確実に

監督「…？おい、何で立たないんだ？」

え？

確かに私は立ったはずだ。だけど目の前を見ると
さっきと変わらない目線。

え？どうゆうこと？私はさっき絶対に立ったはず…

よく分からないがもう一度立とうとする。

グッ

『(よし、今度はちゃんと立った。)』

ガクッ

『えっ…？』

何で？どうゆう事？

なんで私の目の間には

フィールドじゃなくて床が映っているの?

監督「!?おい！黒羽!?」

『(痛い…痛い…痛い！！何なのこれ！？)』

先程までなかった痛みが私を一気に襲う。

監督「おいッ！誰かスポーツドクターを呼んでこい！」

佐々木「分かりましたッ！」

ースポーツドクターを呼びに行く。ー

その後スポーツドクターが来て触診をして、応急処置をしてもらった。

ス「…一応応急処置をしましたが本試合にこれ以上出すのは危険です。」

え…？じゃあアイツ(モブ)をこの脚で蹴落とすことがもう出来ないってこと…？

監督「そうですか…ありがとうございます」

ス｢いえいえ、黒羽さん、この試合が終わったらすぐに病院へ受診してください。｣

『…分かりました。』

ス｢では、ﾍﾟｺ｣

監督「黒羽…『大丈夫です』…そうか」

本当はこんな態度をとっては行けない。そんなことはちゃんとわかっているのに、感情の方が強くてあんな態度を取ってしまう。

「ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟｰ」

試合終了のホイッスル。会場が歓声の悲鳴に再び包まれる。

結果は勝ち。私がハットトリックを決めていたから勝つことが出来た。でも、あの時怪我をしてなかったらもっと…

鈴木「…い…お…！黒羽！！」

『ビクッ』

鈴木「お前病院行くぞ！！」

『え、あ、うん。』

ー病院ー

看護師「黒羽さーん、黒羽晴香さーん、レントゲン室へお入りくださいー。」

不安な気持ちを抱きレントゲン室へ向かった