story15 ページ16
連日投稿できずすみません💦
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潔「トッ」
『!?』
どういうこと…?何でそこにいるの?世一?さっき…え?
潔「っし!」
ボールを奪われ、唖然としている晴香を残して、世一はゴールに向かう
『(やばい!)』
ダッ!芝が舞い上がる
潔「!?(速い!)」
『隙あり!!バッ』
潔「あっ!」
BON!!
ゴールの網が揺れる。
『ふぃー…危なかったー』
潔「(今…とんでもなく早かった…!!やっぱり凄すぎでしょ晴香…!!)」
『おーい👋大丈夫?』
潔「ハッ!」
『アハッ!面白い!』
『今回も私の勝ち!…世一…1回部屋戻ろ』
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ーyour roomー
『さぁさぁ、なんで泣いてるの?世一?』
潔「なんか…全然敵わないなって…」
『敵わない…?』
潔「あぁ、同じ高校生でしかも同い年なのに、こんなにも違うんだって、」
『…』
潔「晴香には、沢山の武器があるのに、俺には何にもな『そんなことないよ。』え…?」
『大丈夫。あるよ。武器がない人なんていないんだから。』
潔「じゃあ、俺の武器ってなんなんだ!?教えてくれ!」
『それは出来ない。それを見つけるのは世一だよ。私が教えたらもうそれ以上成長することは出来ない。頑張れ。世一。大丈夫。ちゃんとサポートするよ、』
潔「晴香…」
『おし!じゃあなんか弾こっか!!』
潔「え…?」
目の前に並べられたのは沢山の楽譜。
『その中から好きなやつ選びな!何でも弾いてあげる!』
潔「え!ピアノ弾けんの!?」
『あれ?言ってなかったっけ?』
潔「言ってない!!」
『まじかー、ピアノ弾けるよ!今更だけど。』
潔「すげぇ…」
『凄くないよ(笑)ほら、早く選んで!!』
潔「…じゃあこれで」
世一が選んだのはZA○Dの負け○○で
『OK!任せて!!』
そう言って晴香はピアノの蓋を開ける、蓋…それはとてつもなく大きな黒い羽に見えた。
そして、晴香は弾き始めた。
低音は思いハンマーで叩くように重く、高い音は猫の足が歩くように、音と音が絡み合い縺れる。
訓練された10本の指は鍵盤の隅から隅までを疾風のように駆け巡り、透き通るような音を出す。
『こんな感じかな、』
潔「…(ピアノを弾いてる晴香…めっちゃ可愛かった…)」
『世一、大丈夫。あなたはちゃんと自分の武器を見つけられる、』
潔「晴香…」
『ん?』
潔「ありがとう!また1on1やろうな!次は勝つから!」
そう言って世一は私の部屋を出た。
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作者名:彗。 | 作者ホームページ:http://uranai.sui.luv.com
作成日時:2023年4月26日 16時