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〜翔side〜
「２人とも、大丈夫だった？」
車中。眠る雅紀を起こさない様に
静かな声で智くん達に話しかける。
黒『俺達は、大丈夫だよ。
でも、まさき。辛かったんじゃないかな。』
K『車に戻るなり、号泣だった。』
「・・・そう。」
潤『お祖母さんを見た瞬間、体が覚えてたんだろう。
泣いていたけど・・・。
その後は、気丈だったよ。』
智くんは辛そうな顔で、眠る雅紀を見つめる。
K『大丈夫だよ。サトシ。』
潤『俺達が、フォローしてやればいいんだから。』
黒『そう・・・だね。』
俺と潤は、３人に伝えなかった。
「いつか５人で遊びに来て下さいね」
お祖母さんが、帰り際にそう言ってくれた言葉を。
いつか、そんな日が来れば良いと思いながらも
きっと、そんな日は来ないのではないかと。
今は、その気持ちの方が強かった。
・・・だから、変にこの言葉を口にしても
智くんを苦しませるだけだと思った。
智くんが苦しむと、Kが苦しむ。
負の連鎖は、防ぎたかった。
俺達は、２人が聞いてきた事に対して
自然に振る舞いつつも言葉を選び答えた。
きっと、２人も気付いていただろう。
だけど、２人がそれを追求する事は無かった。
覚悟が、何となくだけど伝わってきたから。
.
黒『まさき・・・着いたよ。』
眠る雅紀を、優しく起こす智くん。
雅『・・・ん。ついた？』
黒『うん。行ける？』
雅『・・・行くよ。』
智くんに手を引かれ、雅紀は車から降りる。
俺達も車を降り、トランクから荷物を出して寺へ。
潤が気を効かせ、寺へ墓の場所を聞きに行く。
潤が先頭を。その後ろに智くんと雅紀。
最後に俺とKが歩く。
K『ありがとうございます。色々と。』
「・・・どして？」
K『サトシの事を考えてくれたから。』
「・・・バレた？」
K『モロに。』
「ふはは。」
K『こうなる事はわかってたから。
車の中でも、話した。
待とう、乗り越えようって。』
「そっか・・・。」
K『俺達にとっちゃ、今が大切で。
今があるのは、過去のおかげだから。
だから、いつか笑って話せるはずだって。』
「・・・智くんの事、頼んだよ。」
K『言われなくても。愛してますから♪』
「いぃ〜ねぇ〜♪」
K『だから、飽きたって。』
「はははは(笑)」
K『・・・まさきの事、頼んだ。』
「あぁ。」
K『愛してるもんね(笑)』
「あぁ！？」
K『んふふふ(笑)』
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遙奏(プロフ) - arsokさん» 初めまして。コメント、本当に嬉しかったです(´；ω；`)ありがとうございます。絵描きのサトシ君は、私も大好きなキャラです☆『雨の日の約束』の中でもコラボしてますので、もし宜しければご覧になって見て下さい(ゝω∂)ありがとうございました！！ (2015年9月23日 22時) (
レス) id: 27e7daec48 (このIDを非表示/違反報告)
arsok(プロフ) - 初めまして！arsokと申します。いつも楽しく読ませていただいてます！つい最近、このサイトを知ったばかりなのですが、遙奏さんのお話を一つ読んだらハマってしまいました！この作品の最後に絵描きの智くんが出てきたのがうれしくて、コメントさせていただきました！ (2015年9月23日 11時) (レス) id: a4098e1aaf (このIDを非表示/違反報告)
遙奏(プロフ) - きみさん» きみさん、ありがとうございます！また、会える気がしますよ？何せ、彼らは私の世界で今日も笑顔で歌っていますから♪また、是非遊びにいらして下さいね☆ (2013年9月24日 20時) (レス) id: bac5a87187 (このIDを非表示/違反報告)
きみ(プロフ) - 楽しかったぁ〜o(^-^)o また彼ら達に会いたいですね。 (2013年9月24日 20時) (携帯から) (レス) id: ff12c5ec65 (このIDを非表示/違反報告)
遙奏(プロフ) - ３７３さん» いつもありがとうございます！本当に嬉しいです。皆様に知って頂きたい気持ちもありますが。私は373様や、変わらず読み続けて下さる皆様に、これからも恩返しのつもりでお話を作っていく所存でございます☆これからも、どうぞよろしくお願い致します！ありがとう！！ (2013年9月20日 22時) (レス) id: aea7a80ab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遙奏
| 作成日時：2013年6月10日 14時
