*＊gioventu＊*【ｲﾅｽﾞﾏｲﾚﾌﾞﾝ短編集】 (ページ37)

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#倉間典人(倉間典有様リク) ページ37

リクエストありがとうございます！

大学生という設定ですー

今回は明るめで行きたいぞ(理想)

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今日は珍しくサークルが休みという、素晴らしい日だ

俺は部屋でゴロゴロして、漫画を読んでいた。本当はちょっと前に買ってたけど読めていなかったから

因みにこれは最新刊の、結構好きなシリーズがいい感じのところが載ってるやつだから、邪魔されれば恐らく半ギレぐらいはするだろう

尚、邪魔したら毟ると書いてドアに貼り紙しているため、妨害者対策は万全な筈だ。......多分

しかしまぁ、俺の心配はどうやら的中してしまうものらしい

視界がやわやわとした、小さな肌色のもので包まれた

『くーらま』

｢とっとっ......Aだろ？どうせ｣

『バレた？まぁいい。ねぇ来て』

｢俺、今忙しい...っておい！漫画返せ！｣

『来てくれたら』

｢えぇ......｣

俺から奪い取ったマンガを掲げてにんまりと笑うコイツは、名をAという

中学の時からの同級生だ。所謂幼馴染、という訳ではなくて、ただ単に同級生...だった。中学までは

今では"カレカノ"という、リア充な響きを持つ関係だ

｢俺今日、外に出ないって決めてんだけど｣

『知らない』

｢...そりゃまぁ...言ってねぇし｣

『じゃあ仕方ないでしょ』

そう言ってAは俺の意思などアリンコほども気にせずに、ぐい、と腕を引っ張った

こんな言い方をすると古臭いが、昔からコイツにはこういうところがあった

人のことなど考えず、自分のしたいことを気の赴くままに、気が乗ったときのみやる

嫌われていないことが不思議なほど、自己中心的なのだ

そして俺は大体、コイツに逆らえたことがない

｢...行けばいいんだろ行けば！｣

『流石倉間だ。優しいんだね』

｢うるせー｣

これもまた、いつものやり取り

もはや社交辞令のようになってきたこれを交わし、俺は重い腰を持ち上げた

蛇足になるが、Aは俺が言えたことではないが背が小さい

俺は大学生になって、随分と背が伸びた。......まぁ、俺より背の高いムカつく後輩はいるが？だけどそれが何だと言うんだ。これでも成長してるんだぞ

......ｳｵｯﾎﾝ。そしてAは、そんな俺よりも小さいのだ

『...倉間今、絶対失礼なこと考えた』

｢い、言いがかりだ！｣