*＊gioventu＊*【ｲﾅｽﾞﾏｲﾚﾌﾞﾝ短編集】 (ページ18)

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#基山ヒロトページ18

ヒロト「───...うーん......」

南雲「...ヤベェなぁ......」

あれから数分

2人でかなり悩んでいるのだが、一向にこれといった解決策は出て来ていない

南雲「───それじゃあよぉ、もう素直に謝るしかねぇんじゃねぇの？」

ヒロト「...素直に、謝る？」

あれだけの事をやってしまったのに、たったそれだけでAは許してくれるのか...？

俺はAに嫌われたとしても可笑しくないのに

暗い想像や、悪い結末ばかりがぐるぐる頭を巡る

南雲「別に良いだろ。アイツ、結構単純だし」

面倒くさくなったのだろうか

"何とかなるんじゃね？"と言うと南雲は後頭部で手を組み、後ろに倒れ込んだ

───ていうかそれ、Aに失礼じゃん...

南雲「じゃあ何？俺らが間に入って仲介でもしなきゃ出来ない訳？」

ヒロト「...それはもっと嫌だ」

南雲「だったら頑張れよ」

ヒロト「でも......」

嗚呼、結局は俺が弱虫なだけじゃないか

嫌われる事も、嫌われに行く勇気も無く

こうやって他人に背中を押されても動けない

───こんなだから、皆俺の事を......

南雲「...なぁ、アンタは一体何を悩んでんだ？悩む事なんてねぇじゃねぇか。アンタはAを傷付けてしまった事を謝りたい。だろ？」

南雲が唐突にそう言った

静かだか、その言葉には有無を言わせぬ強さが有った

ヒロト「...うん」

南雲「だったらアンタが勇気出すだけだろ。傷付けたのはアンタなんだから」

南雲が言っている事は正論だ

微塵も間違っていない

しかしそれをどこか受け入れられていない自分が居る

───でも、何も関係無いのに、ここまで干渉してくれてるんだ。俺がやらなくてどうするんだよ...

ヒロト「───分かった。俺、頑張るよ」

南雲「おぉ、そうか！もうA泣かすんじゃねぇぞ!!」

ヒロト「...頑張るよ」

***

リク下さった皆様方

今しばらくお待ち下さい

これ完結させたらやりますので...！見捨てないで下さいお願いします...!!((ｶﾞﾁ土下座